じゃぁ「時間のトリック」と「負け癖」からどう脱却するの?
おはようございます。
今朝は始発電車に乗ることができました。睡眠を多く取ることをこころがけ、テーピングで固めた足はいい感じで回復してきました。
昨日の、『頭のいい人ほど気づきづらい「時間のトリック」と「負け癖」』に続けます。
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■アントレプレナーシップの深掘り
1) 夢を追う → 時間のトリックで失敗する → 負け癖が身につく → 夢が遠のく
2) (時間のトリック+負け癖)に気づく → ヒントが見える → 再び動く → ヒントがつながる
→ 夢を段階的に実現する
上記の図式で2)の部分をアントレプレナーシップと表現しました。そこを深掘りしてみましょう。
一度、「時間のトリック」に惑わされて「負け癖」に陥ってしまうと、実は一番欠如するのが、第三者的な視点だと考えます。いわゆる、客観的な視点です。主観的にひたすら悩んでいるという事態に陥ります。
まずは、「時間のトリック」と「負け癖」に陥っているということを冷静に受け止めることです。
頭のいい人ほど、「時間のトリック」や「負け癖」なんてあり得ないと思いがちです。なぜなら、実際には「うまく行っていない現状」を、より高度な理由で説明してしまうことで、納得しているからです。
自分が「実は負けているのだ」と認識することで、危機感を持ったらしめたものです。言い訳を排除するとでも言うのでしょうか。それが、そこから脱却しようとすることが推進力になるからです。
現状を容認するのは、客観的視点を得るための近道です。動くエネルギーは十分に貯まりましたか?
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■再び動くときのその方向性
動くことを決めたのであれば、次はその方向性を決める必要があります。
現状が「負け」であって、動かなければいけない。そのときに注力するのは、「違い」です。少しでも「有利になれる違い」を強調するのです。違いを、科学的に表現できるのであればよりいいです。
弱みの補強は定常的にやっているものです。あるいは集中的にリソースを投入していたりするものです。
ところが「強みの創り込み」には、意外と慢心しています。「そこは大丈夫。ないがしろにしても構わない」くらいの気持ちになっているものです。
故に「再び動く」ときには、あえて意識して、弱みの補強をするのではなく、「強みの創り込み」を実施します。すると不思議と見えるものが異なってきて、道が開けてきます。
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■ヒントを選ぶ
道が開けるというのは、次なるヒントがやってくるということです。
雨のように降っているヒントのいくつかから、「強みの創り込み」を実施する。すると、次のヒントが芋づる式に出てくる。このようなパターンです。
多数出てくるヒントの中でも、より望ましい選択をするためのヒントというものがあります。どうやって選別すればいいでしょうか。
「強みの創り込み」はぶれないようにすることが大切です。
ちゅ~ず君を思い出して下さい。
「過去」も「未来」も同時に変えてしまう「現在」というものを選ぶちゅ~ず君は、選ぶPresentでぶれてはいいけません。「時間のトリック」に惑わされずに、背負っている「未来」像が一定するように、Present(現在)を選ぶのです。
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■「創り込み」の次にすること「つながり」
いくら「強みの創り込み」がされてコアの価値が高いものでも、それがつながらないのであれば、オタク的なものにとどまってしまいます。
創り込んだものは、積極的に、「つながり」へと誘導することで成果が出ます。不思議とヒントの中では「つながり」へと導いてくれるものが多くなってやってきます。
「強みの創り込み 」ができた段階でそれを選ぶのです。その特化した能力なり価値なりを評価してくれる場と出会うためです。
「つながり」へとシフトするタイミングは難しいです。早くてもお粗末なものを外に出すことになるし、遅くても、「強みの創り込み」で凝り固まってしまったものを世に問うことになり苦戦します。このさじ加減を学ぶのが実体験なのでしょう。
企業では営業とかマーケティングとかいう名前がその役割を担います。そのコアにあるもので「強みの創り込み」がされたものであると、それらはより効果を上げます。
今のオタク文化も、外部に情報発信することで、文化へと発展したようなものでしょうか。
コアができあがったら、「つながり」です。
これによって、アントレプレナー活動が大きく前進します。
「夢が段階的に実現する」スピードが上がります。
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■アントレプレナーシップ まとめてみます
今日の考察を終えて、もう一度図式を追記記載しますね。
1) 夢を追う → 時間のトリックで失敗する → 負け癖が身につく → 夢が遠のく
2) (時間のトリック+負け癖)に気づく → ヒントが見える
→ 再び動く (強みの創り込み)
→ ヒントがつながる (つなげる)
→ 夢を段階的に実現する
これで、行き詰まった状態は打開できるし、夢は段階的に実現します。ただし、これは、四半期毎だとか、首相の支持率が落ちてこないうちにだとか、半年や1年の短期で実現するものではない、ということだけは覚悟しなければいけませんね。
「石の上にも三年」とは良く言ったものだと思います。
三年、というスパンを目処に考えてみると、殆どの夢は段階的に実現しているということが分かると思います。もう一度フローにまとめてみると、このようなプロセスなのではないでしょうか。
夢を持つ
↓
時間のトリックに惑わされる
↓
夢破れる
↓
負け癖を持ってしまう
↓
なんとかしたい
↓
アントレプレナーシップをもつ
↓
時間のトリックを認識する
負け癖を直す
↓
ヒントの雨に気がつく
↓
雨はどのプレゼントが大切かを気づかせる
集中すべきプレゼントは定義しなおした自分の強み
↓
強い部分を「創り込み」する
↓
創り込みを外部と「つなげる」
↓
ぶれずに続ける
↓
段階的に夢を実現する
このプロセスを実施することがアントレプレナーなのだろうな、と考えたりしています。
だから自分は、『アントレプレナーシップは、誰にでも、どこにいても、発揮できる』ものであると強く確信しているのです。