オルタナティブ・ブログ > 坂本史郎の【朝メール】より >

ビジネスモバイルITベンチャー実録【朝メール】から抜粋します

プラスアルファでがんばる人たちにやってくる特別なプラスアルファ

»

誰もが知っています。仕事でも趣味でも、大変な思いをした分、あるいは自分なりの工夫をした分、見返りになり本来の自分を形作っていくということを。そして人は皆デフォルトで「がんばろう!」という気持ちを持っています。

新しく学校に入ったり、会社に入ったり、結婚したり、変化があると「がんばるぞっ!」とフレッシュな気持ちになりますよね。ところがしばらくすると、何となく慢性化して「がんばり」を失ってしまいます。そのメカニズムについて昨晩は友人と話をしていました。

==

難しいことを実施するのは誰にとっても大変です。それを継続するのはさらに大変です。なぜでしょうか。次のようなサイクルを繰り返すからです。

■がんばってみる
→うまく行かない
→へこむ
→まわりから非難(無視)される

■それでもがんばってみる
→うまく行かない
→へこむ
→まわりから非難(無視)される

■それでもまたがんばってみる
→うまく行かない
→へこむ
→まわりから非難(無視)される

だから大変なことを実現できるのは難しいわけです。難しいことをやろうとしているので、すぐにうまくは行きません。何であれそれこそ何年もかけてモノにしていくというプロセスです。

==

『まわりから非難(無視)される』ところに若干の励ましがあるケースもあるでしょう。お母さんとか支えてくれる人の『がんばっているね』の一言。いわゆるコーチングですね。それがどれだけの励ましになるかはわかりません。

ただ、毎度毎度人がコーチしてくれるわけではないので、そのことだけに期待しているのではやはり「がんばり」の継続は難しいでしょう。それでも、難しいことを実現する人はいます。それは『プラスアルファでがんばる人たちにやってくる特別なプラスアルファ』の味を知っているからです。

■それでもまたまたがんばってみる
→うまく行かない
→へこむ
→まわりから非難(無視)される

■それでもまたまたまたがんばってみる
→うまく行かない
→へこむ
→まわりから非難(無視)される

■それでもまたまたまたがんばってみる
→うまく行く
→うれしい☆(^_^)
→まわりからは特に何も言われない

この『うれしい☆(^_^)』が、何ともいえずに気持ちが良いのです。そしてしばらくするとまた次の『うれしい☆(^_^)』を求めて、次の『がんばってみる』サイクルを開始してしまうのです。

==

5月15日に新大久保のスペースDoという場所を借り、26人の音楽好きが集まるステージを開きます。音楽のジャンルはミュージカルからPops、Jazzとまで幅広く、歌あり演奏あり振り付けあり、なかなか盛りだくさんです。100名ほどのお客様をお呼びする予定です。

メンバーたちの年齢も20代30代が中心です。うちの14歳の娘とアラフィーの自分も参加させてもらいますが、うちは平均年齢でつじつまを合わせています(汗)。娘はギタリスト、自分はベーシストです。ベースは久々にスラップ奏法※全開の曲もやります。(※80年代はチョッパーベースと呼んでいました)

この活動の中心的存在になっているのがアラサーの青木さん夫妻です。旦那さんはサックス、奥さんは歌ですが、メンバーのスケジュールとりまとめ、スタジオ手配、練習手順決め、演奏場所の手配から当日の進行の詳細まで決めてくれています。練習はこの2ヶ月間、ほぼ毎週末やっています。平日は夫婦ともに仕事をしています。

一昨日も12時~17時の練習がありました。その後の懇親会でお酒を飲んだ後、青木夫妻と帰り道で話しをしていました。「『この規模のはきっと今回が最後だね』って話しているんですよ。『もう体力の限界っ』てくらいで・・」と言っています。いくら音楽好きとはいえ大変です。自分からは気の利いた言葉も見つからず、「大変だよね。」と声をかけるくらいしかできませんでした。

でも、そう。きっと今回の活動からも『うれしい☆(^_^)』が積み重なるのでしょう。それは『プラスアルファでがんばる人たちにやってくる特別なプラスアルファ』だからです。それが次の『がんばってみる』へつながる心の報酬になるのでしょう。そういうのが豊かな生き方なのだと思います。

Comment(2)