「ダダ漏れ」に沸く社会、ところでその語源って?
昨日の東京FMの「ダダ漏れ女子」は面白かったです。パーソナリティがその話す様子をUstreamで流していて、CMや曲が流れている間の裏の様子まで見えます。実際のラジオ放送からは30秒ほどのラグでパソコンやiPhoneで見られるのですが、ラジオ放送よりもずっと親近感が沸き、Ustreamの画面横でのツイートがまるで2chのように流れていくのです。ローカル放送局の台頭を感じさせます。ラジオの楽しみ方が変わってくるかも知れませんね。
ところで、最近よく聞くようになってきたこの「ダダ漏れ」。その語源をご存じな方はいらっしゃいますか?ちょっとネットで観てみたのですが、あまり「これ」といったものには当たりませんでした。
ITProの記事には次のようにあります。
http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/Watcher/20100128/343867/
「ダダ漏れ(だだ漏れ)」という言葉の用法がネット上で変化している。これまでは多くの場合、個人情報が大量に外部に流出してしまったような状況を指すのに使われてきた。それが最近は、「イベントや記者会見などを動画でリアルタイム中継する」ことを指すようになった。
「ダダ漏れ」が一般に知られるようになったきっかけは、民主党政府による事業仕分けがインターネット経由でライブ中継されたことである。この事業仕分けを中継した「ケツダンポトフ」のそらのさんは、以前から「iPhone 3GS発売記念前夜祭」などのイベントのほか、インタビューや記者会見などを精力的にリアルタイムで中継している。「ダダ漏れ」という言葉を広く知らしめた貢献者といえるだろう。
★なるほど、あの事業仕分けが一般化したきっかけなのですね。
Yahoo!知恵袋での2007年の記載です。
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1411796824?fr=rcmd_chie_detail
Q)よく「(音が)だだ漏れ」「(テンション)だだ下がり」という言葉を聞きますが、
この「だだ」は何に由来しているのでしょうか?
ご存知の方是非教えてください。A)「だだ」という用法ははじめて知りました。
検索してみると以外に多く使われているので驚きました。この「だだ」は、「だだっぴろい」の「だだ」からきているのではないでしょうか。
「ただっ広い」とは、ばかに広い。やたらに広い。むやみに広い。という意味ですよね。
つまり「だだ」は、馬鹿に・やたらに・むやみに・無駄にといった意味に通じるのではないでしょうか。(-o-)/
★なるほど、ダダっ広いのダダですか。漢字だと「駄々」ですね。わかったようなわからなかったような。。
Yahoo!知恵袋にもう一つありました。
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1334729923
Q)「ダダ漏れ」ってどういう意味ですか?
補足 何が漏れ続けるのでしょうか?
「ダダ」って何ですか?A)「だだ」は、止めどなく漏れる様子を表現した擬音的な言葉だと思います。
漏れるものは、その言葉を使う状況によって変わります。
基本的には、口語的な言葉です。例文)バケツに穴があいて、水がだだ漏れしてるよ。←この場合、漏れているのは「水」です。
例文)彼に内緒話をしたら、だだ漏れになる事は間違いない。←この場合、漏れるのは「内緒話」です。
★擬音語という説もあるのですね。ニュアンス的には余計なことまで流してしまうという感覚もあります。
ちょっと前に「ダダ漏れ女子」と言って、H系ではない無料でのライブチャットが一部で流行っていましたが、これも無駄話的な時間の流し方からきているのでしょうか。
いずれにせよ、このストリーミング品質で誰もが1対多の放送者になれるUstreamに、「ダダ漏れ」というちょっと力が抜けるような言葉を組み合わせて、話題性を持たせている人たちがいるということですね。「これ」といった決定的な何かをご存じの方、いらっしゃいませんか?