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ビジネスモバイルITベンチャー実録【朝メール】から抜粋します

日本製品は素晴らしい!自信を持とう。

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★あくまでもお客様の立場で物事を着想する日本企業、これが日本製品の強さです。

【朝メール】20090525より__

===ほぼ毎朝エッセー===

□□使う人のことを徹底的に考えてある

今朝、セブンイレブンで買った野菜ジュース、カゴメの『野菜一日』ですが、歩きながら飲もうとストローを取り出すところでふと気がつきます。

■ストローはブリックパックの横にくっついています。それを何気なく透明なストロー袋から取り出すのですが、実に絶妙なところがやぶけやすくなっています。だから何の苦労もなくストローを取り出せます。

■ストロー自体は2段構造になっていて、中筒を引っ張り出すと、これまた、引っ張り出し切ったところに段がついていて、そこに中筒と外筒とがぴったりとはまり長さが決まります。

■完成したストローは、先端が斜めにカットされているので、ブリックパックの穴をふさいでいるフィルムを絶妙な強さで貫通させることができます。

■ストローを差し込んで口に持ってくると、口近くにはジャバラ構造があり、ストローの方向によって口の方向が決められることなく、自由なスタイルで野菜ジュースを飲むことができます。

これだけの、何気ないことですが、とても気が利いた連携をしています。それがゆえに、歩きながらもジュースを準備でき、簡単に飲むことができているのです。その裏では、部品の素材の吟味から、使い方の想定から、形の設計など、さまざまな工夫がされています。でも、使う人の立場で徹底的に考えてあればこうなります。開発者魂すら感じます。

いま、我々の製品『CACHATTO』がお客様に認めてもらっているところはそういうところです。例えば、管理者がエクセルでファイルを管理するときに、そのエクセルの問題点によるトラブルを回避するまでのことを実装してマニュアルにも書いてあります。エクセルのバグだと言い切ればこちらの責任ではないわけですが、そこを回り込んで創り込みしてあるのです。この手の積み重ねが全体として「使いやすい」というオーラを発して評価され、選んでもらっていることが多いです。

まだ、カゴメの『野菜一日』のストローには負けています。まだまだ工夫の余地があります。きっと、ITの世界においても、使う人のことを徹底的に考えてある製品が勝ち抜いています。「使いやすさ世界一」、そういうIT製品を創って市場に出すのがわれわれのチャレンジなのではないか、『野菜一日』からずいぶんと発想が飛躍したところで会社に到着、野菜ジュースも飲み終わりました。

飲み終わったブリックパックのストローは燃えないゴミに、パックは燃えるゴミに、分別してポイッ。ゴミ箱に投げ入れます。

「お、ちょっと待て、パックの横に接着されているストロー袋は、燃えないゴミに分別しなければいけないのではないか!?」

★工夫の余地は無限に続きます。日本製品はこういう視点を持っている限り輝き続けます。もっと自信を持っていいです。

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