iPhone写真位置情報の危険!
iPhoneで取る写真の位置情報利用を一度ONにしてしまうとその後の写真にその位置情報が入ってしまい、不用意にMixiやTwitterなどに上げると、自分の位置情報大公開となります。
週末に社内でやりとりされていたメールです。仕様を理解している人からは当たり前なことですが、知らない人も多いのではないかと思い、転載します。
以下引用===>
自宅でiPhoneで写真を撮って、写真画像をblogやmixiなどにUpしちゃったりすると
自宅の場所が不特定多数から丸見えになる問題があるそうです
女の子とかは特に注意が必要ですね
http://rocketnews24.com/?p=15599
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(※)・・・文章書く前に、一応確認しとこうと思って
改めて自分の持ってるiPhoneで写真撮ってみたら
写真撮る際に
「カメラは現在の位置情報を利用しますよろしいですか?」
ってちゃんと聞いていて、
「許可しない」と「OK」が選べるみたいです・・・
(一度でも「許可しない」を選択すると、
「設定」/「一般」/「リセット」をするまでは、
その後「OK」を選んでも位置情報は付かないみたいです)
・・・まあ、まさか撮った画像に位置情報が埋め込まれてるとは
思わなかったって話みたいで、開発者視点で考えると
「これでダメ」って言われるときついよなー・・・と
iPhoneの開発側に同情したりもしますね・・・
大昔からの話で、「電子レンジに猫入れて乾かそうしたら
猫が死んだ、どうしてくれるんだ?」と裁判起こされた話
まではいかないかもしれませんが、開発側の判断と
ユーザー側の理解にギャップがあると大問題になったりして
開発者視点として怖いですという話でもありますね
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・・・というか、画像に緯度経度情報を埋め込むというアイデアは
むしろ「良いアイデア」であって、地図との連携などでものすごく画期的に
便利なアイデアなはずなのですが、便利と恐怖は紙一重だったりするので
そういう「とんがった機能」はデフォルトOFFで「ONにできますよ」って
実装にしないとダメですね
似たような話でMicrosoftのVistaとか新しいOS作る度に
新機能をてんこ盛りでデフォルトONにした挙句、重すぎ/遅すぎで
非難ごうごうという話と似てたりするんですが、意外と他人のトラブルからは
学習できないって話みたいです・・・
・・・まあ、私も他人事にせずに、注意したいと思います・・・
(今回のiPhoneの写真画像はともかく、マイクロソフトのは、いつもながら
「やりすぎ」だとは思います。Windows7で反省した実装にしてるのは評価できますけども)
iPhoneで撮った画像から位置情報をPCなどで見るには
フリーソフトの
Exif Quick Viewer(単体版)
http://softwarefactory.jp/japan/products/exifquickviewer/download.html
などで出来るみたいです
<===以上引用終わり
iPhoneのカメラで一度「位置情報を利用する」と設定してしまうと、どこで撮った写真にも、緯度と経度が記録されてしまいます。それを使ってブログやTwitterに写真を公開していると、その人が匿名のつもりでも、自宅の位置情報を世界に大公開しているということになります。
同じような問題が中学生の携帯電話の使い方でも発生しています。たいていの子たちは、自分のメールアドレスを変更する連絡の際に、CCに友達のメールアドレスを列挙して送ったりしています。つまり、友達の友達のメールアドレスがわかってしまうわけです。携帯電話の機能としてはTOを自分宛、他はBCCに入れれば問題ないわけですが、それを中学生にきっちりと理解するような教育はどこでもされていません。
携帯電話の仕様を知る人からは当たり前のことで考えればわかるようなことではありますが、大多数の一般のユーザーは意識もしていないことです。情報漏えいによるトラブルに巻き込まれる危険性があるものです。携帯リテラシー、どこかでちゃんと教育するようにしなければいけません。
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★位置情報を写真から落とすには、[設定]/[一般]/[リセット]/[位置情報の警告をリセット]
してから、カメラを起動し、「許可しない」を選びなおす必要あります。