オルタナティブ・ブログ > 経営者が読むNVIDIAのフィジカルAI / ADAS業界日報 by 今泉大輔 >

20年以上断続的にこのブログを書き継いできたインフラコモンズ代表の今泉大輔です。NVIDIAのフィジカルAIの世界が日本の上場企業多数に時価総額増大の事業機会を1つだけではなく複数与えることを確信してこの名前にしました。ネタは無限にあります。何卒よろしくお願い申し上げます。

[気になる過去記事] ブルガリアの原子力発電にHSBCがアドバイザリーサービス提供(2010/11/16)

»

ブルガリアの経済エネルギー相Traicho Traikov氏が明らかにしたところによると、同国の原子力発電所プロジェクトBeleneの再構築とファイナンシングに関して、HSBCがアドバイザー役として選ばれたそうです。

Britain's HSBC to consult on new Bulgarian nuclear plant

アドバイザー候補として最後まで残っていたのはRothchild BankとSociete Generale。

この原子力発電プロジェクトに関しては、ロシア国営の原子力発電製造サービス会社Atomstroyexportとドイツ電力最大手RWEとがパートナーに選ばれていましたが、採算性に関して意見の食い違いが出て49%を出資していたRWEがプロジェクトから下り、進捗が中断していました。

プロジェクトを再開するのに先だって採算性を再吟味する必要があることから、HSBCが選ばれたそうです。

大手銀行がインフラ投資の世界でファイナンシング部分のアドバイザリーを提供することがあるという、非常に興味深い事例です。

-----
突然目に飛び込んできた、少し気になる記事(多くの場合は最新記事ではありません)を、見つかり次第、メモ的にお届けしていきます。


Comment(0)