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株式会社インフラコモンズ代表取締役の今泉大輔が、現在進行形で取り組んでいるコンシューマ向けITサービス、バイオマス燃料取引の他、これまで関わってきたデータ経営、海外起業、イノベーション、再エネなどの話題について書いて行きます。

TLに「地震だ!」が出現した直後にGoogleリアルタイム検索を試してみて、Twitterのリアルタイム日本語検索もすごいとわかった件

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今日の早朝、仕事の合間に昨日発表になったGoogleリアルタイム検索を試していたところ、TwitterのTLに「地震だ!」が連続的に現れました。古くからのTwitterユーザーならおなじみの現象です。一部では「地震クラスタ」と呼ばれていますw。

ご存じない方のために説明すると、まずTwitterでは、何かの突発事態が起こると脊髄反射的に投稿する人が多数います(私も投稿可能な状況ならそうします)。例えば、先日のキリンとサントリーの合併撤回のニュースが流れると、すぐさま「キリン、サントリー合併白紙か。新ブランドのビール飲みたかったのに」みたいな投稿が何本も出ます。これが地震だと、多数の人が本能に近い瞬間的な反応をしてTwitterに書き込むので、タイムライン(TL)が「地震」の文字列で埋まってしまうわけです。

TLが「地震」で埋まった直後に、Googleリアルタイム検索で「地震」の検索結果を表示させたところ、以下のポイントがわかりました。ちなみにリアルタイム検索結果は、普通の検索をした後で出てくる結果表示ページの左上「検索ツールを表示」→左サイドメニュー「最新」をクリックすることで現れます。

  • 検索結果の初期表示では、Twitterの投稿は3件までを表示。
  • 放っておくと新規のTwitter投稿が上からするっと現れる。
  • 5分ほど放っておくと、次から次へと現れるようになる。
  • リフレッシュすると、結果表示は新しいTwitter投稿と入れ替わる。
  • 数秒前にTwitterに投稿されたものがリアルタイム検索結果として表示されることがあるが、必ずしもすべてが数秒前というわけではない。
  • 全Twユーザーの全投稿をあますところなく表示するわけではなく、報道にあるようなメカニズムでフィルタリングがなされている。(リンク記事中の「コメントの質や投稿者の信頼性、検索クエリーとの関連度を加味した上で検索結果に表示している」)

いまさっきTwitterに投稿された内容が検索で出てきちゃうんですから、なかなかすごいテクノロジーだと思います。

リアルタイム検索機能はTwitterにも実装されていますが、ご存じのようにまともな検索結果が得られるのは英語の検索。日本語検索は精度が悪いようです… -> と思って今確かめてみたところ、日本語検索機能が大幅に向上しているではありませんか!
Twitterウェブ版の右サイドメニューにある検索窓で日本語を検索してみてください。自分が少し前に投稿した文字列で検索するのがよいでしょう。結果に出てきませんか?(とはいえ、英文字と日本語文字とが混じった語句ではヒットしない、文字列が長くなりすぎるとヒットしないなど、少し難があります)

Twitterに実装されているリアルタイム日本語検索機能は、その瞬発力が売り物ですね。数秒前に投稿されたものを自分のタイムラインで確認して、そこに含まれる語句で検索すると、きちんと検索結果表示に出てきます。これもすごい。
個人的には、Googleのアルゴリズムでフィルタリングされた検索結果よりも、投稿全件が検索対象になるTwitter実装のリアルタイム日本語検索の方に親しみを感じます。Googleのアルゴリズムに人力で応戦したいというか。

もっと重要なのは、Twitterのリアルタイム日本語検索でないと「エゴサーチ」的な使い方はできないという点です。例えば、自分が「コクトーツインズ」がらみの発言をした際に、RTがばばばっと出て盛り上がったとします。この時の状況を後から確かめてみたくなった際に、TLは、はるか遠くに流れて行ってしまっていて、たどるのは面倒。でも、Twitterのリアルタイム日本語検索ならすぐにその時の流れが出てきます(その時使った語句とRTを組み合わせて検索)。これ、特殊なアルゴリズムでTwitter投稿をふるいにかけていて、自分の投稿がはじかれている可能性のあるGoogleのリアルタイム検索ではできないことです。

Googleのリアルタイム検索機能を確かめているうちに、エゴサーチではTwitterのリアルタイム日本語検索機能の方が使いでがあるとわかった、というお話でした。

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