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株式会社インフラコモンズ代表取締役の今泉大輔が、現在進行形で取り組んでいるコンシューマ向けITサービス、バイオマス燃料取引の他、これまで関わってきたデータ経営、海外起業、イノベーション、再エネなどの話題について書いて行きます。

けっきょく旅先ではiPhone

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現在では、仕事であれプライベートであれ、旅行に行く際には事前にインターネットで情報を仕入れていくのが当たり前になっていると思います。
その延長で、現地に着いてからも端末をネットにつなげて、その日の目当ての場所やレストランなどを検索で絞り込む、ということをする人も少なくないはず。

自分がいつ頃からそんなことをしていたか思い出してみると、97年~99年あたりに米国の視察調査のお仕事をいただいていた時期、ニューヨークなどで「今日の晩飯の店を確保せよ」とお達しが下り、自室でネットにつなげたノートPCでグルメガイドサイトを漁っていた記憶がよみがえってきます。Vongとか、よさげな店を見つけて、好評を博しておりました。

その後、国内で旅行する際にも、事前に名所や飲食店のページをプリントアウトしたのをいっぱい持って出かけたこともありました。事前に打ち出せるだけ打ち出して30~40枚になった紙の束を持って行くのです。現地でネット接続が得られないことを想定しての対策ですね。

けっきょく、ネットの情報がなければ見知らぬ土地で動けない自分というのを改めて認識します。

日本国内の話。宿にいる間はノートPCを部屋のLANに接続して、情報を得られます。けれども、屋外にいる間に情報が欲しくなったとします。どうしますか?(イーモバイルが使えないエリアだとして)

以前に書いた八丈島をうろうろしている際に、これから行く場所の情報が手元になく、どうしようかという時に、ウチのカミさんもiPhoneを取り出して検索を始めるし、私もiPhoneで検索を始めるしで、2人してiPhoneを見ているという状況が出現しました。旅先の路上で2人してiPhoneをいじっている図というのは、すごくおかしいです。

回線がつながる限りは、持ち歩けるブラウザとしてのiPhoneは便利ですよね。ウェブページがしっかりと表示できる。写真も出る。Googleの検索結果に飛んでも情報がぜんぶ取れる。けっきょく、何かわからないことがあると、まっさきにiPhoneを手に取って検索という行動をとる。これが習い性になってしまっています。ケータイに搭載しているフルブラウザでは、写真が入ったページの表示がかなり厳しいため、残念ながらこうはなりません…。

これに似た状況が、旅行ほどではない、自分が土地勘のない場所でも起こっています。先日もオルタナの集まりがあった際に、有楽町のヘンな出口で出てしまい、方向がわからずにiPhoneのナビに頼ってしまいました。

On the Road with iPhoneと言うべきなのか、Stranger with iPhoneと言うべきなのか。iPhoneを小道具に青春旅行小説が書ける時代?

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