私の年代になるとインターネットをどかどか使っている人というのは割と少数派で、名前で検索して、ヒットして、シャープにその人自身のページにたどり着けるというパターンはごくまれです。年代が5歳ぐらい下るとそうでもなくなると思いますが。

IT業界では、初対面の人に会う前に、名前で検索してみて、その人のプロフィールを把握するということはよく行われています。ここに書くまでもなく、もはや常識です。多くの場合は、ブログを書いていたり、会社概要に名前が載っていたりするので、だいたいのことが判明します。

けれども、業界が異なると、ブログを書く、それも実名で書くなんていうのはものすごくまれであり、名前で検索しても普通はヒットしないということになっているんではないかと思います。そういう状況では、日経テレコンで検索できる企業人DBなんかが使われるわけですね。ただ、企業人DBは、みんながみんな使えるわけではなし、コストも安くはないので、一般的ではありません。また、掲載される人も、公開企業の役付きの方が主です。

このギャップに商機があると思いませんか?(商売人根性むくむく)

自分の名前でブログを書く効用や、自分の名前で検索すると正しいページがヒットする効用やなんかを書いた単行本があると、すごくいいと思います。非IT系の方々が読者ターゲット。新書でも単行本でもよいでしょう。
この本が出たおかげで、いろんな業界の人が実名でブログを書くようになって、ブログワールドはものすごくにぎやかになり、日本が実名ブログ大国になる…なんてことはないだろうか。

この本の内容は、"自分SEO"をテーマとしたものになるわけですが(なので、既存のSEOのノウハウがほとんどそのまま使える…)、書名に"SEO"を使うと、とたんに一般の方々には手に取ってもらえない本になるので、工夫する必要があるでしょうね。

書名案1
「Googleで自分を売れ」
*わるくないと思います。

書名案2
「Yahoo!を名刺化する方法」
*ベタですが、こういうのがけっこう取っつきやすい。

書名案3
「これからはYahoo!とGoogleを自分の履歴書にする時代だ!」
*長すぎ。

書名案4
「実名ブログを書く効用」
*地味すぎ。

書名案5
「検索エンジンで自分の名前をヒットさせろ!」
*実際にこの書名の本がヒットしたりして。

実名でブログを書いていらっしゃって、SEOの知識をお持ちの方なら、今日から書き始められますね。これまでに経験したエピソードをたくさん織り交ぜて書くと、すごくいいと思います。ぜひ、どなたか、形にしてほしいなあ。3万部ぐらいは売れるような気がします。

実名ブロガー7名ぐらいのケーススタディ集にするという手もありますね。

dimaizum

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コメント
極東S商会 2008/06/30 20:07

SEO&WEBマーケティングをここ10年近く生業にしているものですが、ちょっと気になりましたのでコメントさせていただきます
ネット上に実名をあげることは、今のサーチエンジンの仕組みからしても実は非常に簡単なことなのですが、その上で個人特定にも繋がりかねない住所や連絡先、それを予測させる情報などを、知る必要のない第三者や、悪意のあるユーザーに知られないようにすることは個人の安全な生活を考える上では必須であり、またそれはある程度情報統制のノウハウを持っていない限りは中々難しいと思います、
昨今の事件にもあるように、ネットの表面の匿名性により、理性のタガが外れた人々は意外とネット上には多く、そんな「獣の檻」の中に、丸裸で飛び込むようなものかと思います
釈迦に説法とは思いますが、もう少しインターネットの本質、文化面をご理解されてから、このような記事は書かれたほうがよいかと思われます、記事でネット上に公開されることにより、そのようなリスクを軽視される方が多くなられては、本末転倒かと。。

池田 将 2008/07/01 11:06

さすが今泉さん、編集者の目ですね。

最近、私は梅田望夫ファンと化してますが、彼はブログを書くことで、もう一つの自分が出来上がると表現してますね。

ブログは、自分が寝ている間も起きている間も、自分というものを世間に宣伝してくれるメディア。

自己顕示欲だけではなく、実力が伴わないといけないのは世の常ですが、ブログがうまけりりゃ人生が変わるとか、そういう事例は多く出てくるのでしょうね。

今泉 2008/07/02 09:37

>極東S商会さん、
コメントありがとうございます。なるほど、おっしゃるところはごもっともです。現象には常に正の面と負の面がありますからね。認識を新たにいたしました。
>池田さん、
コメントありがとうございます。
>ブログがうまけりりゃ人生が変わるとか、そういう事例は多く出てくるのでしょうね。
以前、切込隊長さんが何かのインタビューで、「常に正座する気持ちでビジターに対している」とおっしゃっていたのを読んだことがあります。そういう姿勢があって、よいブログが書ければ、「人生が変わる」かも知れませんね。


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今泉 大輔

今泉 大輔

インフラ投資ジャーナリスト。インフラビジネスリサーチャー。
銀行系シンクタンク、外資系コンサルティングファームからのリサーチ受託を経て、米最大手ネットワーク機器会社に7年間あまりリサーチャーとして勤務。金融、製造業、電力業などを担当。現在はインフラ関連のリサーチサービスを運営。

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