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株式会社インフラコモンズ代表取締役の今泉大輔が、現在進行形で取り組んでいるコンシューマ向けITサービス、バイオマス燃料取引の他、これまで関わってきたデータ経営、海外起業、イノベーション、再エネなどの話題について書いて行きます。

「バター」と「品切れ」で検索すると色んなことがわかる

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Twitterである方が「バターが買えない」ということを書いていて、もしやと思い、「バター」+「品切れ」で検索したら実にたくさんの人が言及していることがわかりました。

テクノラティ検索、最近公開されたGoogleのブログ検索なんかでも試してみるとよいです。Twitter検索で「バター」を検索してもかなりなことがわかります。

従来、この種の社会的な現象は新聞が社会面で取り上げて、それからテレビのニュースにも伝播して、社会一般の認知に至るというのが通例でした。現在では異なる経路ができあがったと言えるでしょう。

ケーキが値上がりすると困るな…と思いつつ、先日某有名店で買ったケーキが何気に2割ぐらい値上げしていた感じがあって「あれ?」と感じたことを思い出しました。


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後記。
この図式に、CGMが普及した現在における情報摂取の原型があるように思います。

1. 自分が発言を着目している人がいる。
2. その人の何気ない発言から新事実や新動向の一端を知る。
3. 検索で周辺状況を把握する。
4. 自分の認識となる。

あまりスーパーで買い物をしないし、たとえ買い物をしているとしてもケーキを作ったりなんかしないのであえて「バター」の品薄に着目する場所にはいない私が、発言を注目している人の何気ない一言から、非常に大きな事実を知るに至る。こういう図式。

この「特定の人」を介して何か大きなことを知るという図式が、これからの知識流通の基本になるような気がしてなりません。

付記すれば、その「特定の人」は人それぞれ違うわけです。

なぜ違うのかということについて、Information Scent(情報香)をキーとして突っ込んでいきたいところですが、時間が。

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