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株式会社インフラコモンズ代表取締役の今泉大輔が、現在進行形で取り組んでいるコンシューマ向けITサービス、バイオマス燃料取引の他、これまで関わってきたデータ経営、海外起業、イノベーション、再エネなどの話題について書いて行きます。

ジャパンカルチャーをパッケージングして中東の金満国に売る

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原油が100ドルを突破したとのことですが、世界のエネルギー動向に影響を与えている割には、ニューヨーク商業取引所で取引されているWTI先物の取引量はあまり大きくはなくて、1日に1.2兆円程度。少数の市場参加者が本気で動くと、すぐに相場が変わってしまいます。現在サヤを取ろうと熱くなっている人たちの気が変わると(例えば代替エネルギーのすごい発表があると)、すぐに10%~20%ぐらい下がるはずです。とは素人の私の見方…。

1月4日付の日経新聞によると、サウジアラビア、アラブ首長国連邦などアラブ石油輸出国機構10カ国の石油輸出収入は、2006年に42兆5,200億円(前年比24%増)。日本の2006年の輸出総額が約75兆2,000億円ですから、6割弱ですか。2007年はもっとすごいことになっているんでしょうね。

こういう国々をも市場と見なして健全な企業活動を行うことが、日本企業には要請されていると思います。

自動車や電子機器以外に、日本から売れるものに何があるのか?いわゆるジャパンクールで括られるコンテンツだけなのか?

現地でリサーチを行ってみればすぐにわかることだと思うのですが、多くの国々では「日本」であるというだけで、すでにブランド価値を持っていると思います。
この「日本」というエキゾチックなブランド価値を何かに生かすことはできないものでしょうか?

ごく単純な発想として、「日本」そのものをパッケージングして、これら金満国の主要都市でチェーン展開するというのが思い浮かびます。

日本のカルチャーをパッケージングする。例えば、京都の町屋なんかを持って行って飲食や宿泊の施設とする。あるいは、ナムコナンジャタウンのような昭和30年代の街並みを再現したミニテーマパークを展開する。客単価を高めるなら、数奇屋チックな路線でしょうね。箱根あたりにある割烹旅館をそのまま持っていくとかですね。

飲食と宿泊だけだとつまらないので、カルチャースクールのようなこともやる。裏手には近未来的な小売ブースがあって、日本の最新の高額なAV機器を並べて売ったりしてもよいかも知れません。並べる機器の単価は…200万円ぐらいから(~~;。こういうのは高ければ高いほどいいんです。

現地ではおそらく「日本」に散財するという機会がないはずなので、それを豪勢にやっていただける環境を作るとよいでしょう。

これは中東の石油輸出国だけでなく、ロシアの主要都市、中国の主要都市でも展開できると思います。

「日本」のブランド価値を海外の新興市場でマネタイズしてくれる企業家の出現を切に望みます。

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