DREAM COMES TRUEの「大阪LOVER」がやけによい件について
昨日MUSIC ON TVを眺めていたらDREAM COMES TRUEのそこそこ新曲だと思われる「大阪LOVER」がかかった。これが実にいい。ここで少しだけ試聴できます。DREAM COMES TRUEと言えば、自分的には食わず嫌いアーティストの代表格であり、ピークだった時期には「絶対聴いてやるもんか」と思っていました。へそまがりなわけだ。ピークだった時期がずいぶん長かったので、長いこと自分から進んで聴くということがなかったです。カラオケで歌う人なんか、自分とは音楽の話が絶対に合わない人だと決め付けていました。それも過去の話。
「大阪LOVER」は往年のユーミンの創作作法を彷彿とさせる、シチュエーションありき、主人公ありきの曲で、特定のシチュエーションで特定の想いを持つ主人公が歌うから切ないというつくりの曲。サウンドは80年代ディスコ+ジャミロクワイのストリングスが少し入っている風。昨年何十回となく聴いたスガシカオ「パレード」になんとなく路線が似ています。けれども快調快適爽快なポップチューンに仕上がっています。
あんまりよいのでシングル単発買いをiTunes Storeで行おうと思いましたが、売ってないんですね。Napsterでもダメです。シングル買うのにCD屋に行かなければならないのか…と思ってしまいました。アマゾンで買えってことですね。いや実際によい曲なんですよ。ネットですぐにフルコーラスを聴けないのが残念。(事務所?の方針が旧弊すぎ)
しかしあれですね。ポップミュージシャンは40になっても50になっても、新しいラブソングが書けないとダメですね。ラブソングが書けなくなったら、昔の曲に頼って歌うようになったら、ポップミュージシャンはダメでしょう。聴く側にもそれと同じことが言えると思います。ラブソング系の新曲で「おぉ」とか思わなくなったら、耳が寂しい人になってしまっています。最近よかったのはCOSMICOLOR収録曲m-flo loves BONNIE PINKの「Love Song」。これは近年まれにみる秀逸ぶり。