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株式会社インフラコモンズ代表取締役の今泉大輔が、現在進行形で取り組んでいるコンシューマ向けITサービス、バイオマス燃料取引の他、これまで関わってきたデータ経営、海外起業、イノベーション、再エネなどの話題について書いて行きます。

メモ:ワンセグ5分の価値

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ワンセグ見てますか?

ワンセグ機能付きの携帯(W44S)を昨年末に買って、当座はおもしろがって映して見ていましたが、そのうちあまり触らなくなりました。一言で言えば、見るシチュエーションに恵まれないからです。また地上波と同じ30分番組、60分番組が流れているなかで、そんなまとまった時間をワンセグ画面に向き合っていることなど、まず無理です。誰がどういうシチュエーションで見ているのか、気になっていました。

今朝、カプセルホテルのロッカールームで着替えをしながら、ふと「ワンセグを見るのはこういうシチュエーションではなかろうか」と思いました。自宅の固定式テレビから離れた場所で、何かの動作をしているのだけれども、目と耳は空いているというシチュエーションです。
早速ワンセグをオンにしてみましたが、かぷせるイン赤坂のロッカールーム(1Fのほう)では電波が入らず、見れませんでした。

そういったシチュエーション(何か日常動作をしている、そして目と耳は空いている、今までは情報・コンテンツのインプットには使えなかった時間)でワンセグを見ることに普遍的なニーズがあるならば、たぶん、番組は5分で完結するような短いものでなければならないのではないかとも思います。

以前、NHKのBSで、毎時55分から5分もののニュース番組を流していましたが、あれ式です。NHK BSの5分ものニュースはその後10分に格上げされ、現在では確か普通のニュース番組になっていますが、あの「5分だった時代」、あれをしっかりと思い出してみると、「5分のテレビ番組が持つ価値」がじんわり認識されてくると思います。

ワンセグでどこかの局が5分単位の番組を繰り返し繰り返し流すようになると(CNNのニュースのように。毎時のニュースの内容にさほど変化がなくてもよい)、ふと5分程度のヒマができた時、視聴者はまず真っ先にその局にアクセスして映すでしょう。なぜなら、30分番組や60分番組を細切れで見させられる不満がないからです。例えば、ト○レに入っている時なんか、視聴者獲得シェアでみたらものすごいことになるんではないかと思います。

朝、昼、夕、夜の時間帯に合った5分単位の番組を何セットか作って、繰り返し流すぐらいは、キーテレビ局でなくともできるのではないでしょうか?コスト面で、という意味です。勇気のある制作会社さんがそんなことをやると、テレビ界が少し変わるかも知れませんね。でもホされる恐れがありますからね…。トレードオフ。

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