オルタナティブ・ブログ > インフラコモンズ今泉の多方面ブログ >

株式会社インフラコモンズ代表取締役の今泉大輔が、現在進行形で取り組んでいるコンシューマ向けITサービス、バイオマス燃料取引の他、これまで関わってきたデータ経営、海外起業、イノベーション、再エネなどの話題について書いて行きます。

ぜんぶKDDIになった感想

»

カミさんの意向により、わが家はすべてKDDIになってしまいました。まず一昨年後半にインターネット回線をKDDIの光にしました。以前までは北ケーブルTVのインターネット接続サービスを使っていましたが、なんとなくKDDIの方がよさげに見えたので移行。光にヒカレました(爆。それと同時に固定電話もKDDIに(番号は変わりません)。ちなみに今住んでいる集合住宅は全国で展開している公共系デベロッパーですが、KDDIが光の指定業者になっている模様です。

昨年末に携帯電話を買い替えようということになりました。iモードが始まった時からドコモユーザーです。ナンバーポータビリティもあるので色々考え、ソフトバンクが非常に気になったものの、カミさんの鶴の一声でauに(彼女は先にauユーザーになっていました)。その時点の最新機種のソニーエリクソンW44Sを買いました。

今年の初めごろ、KDDIからいわゆるIPTVのサービス(光回線の上で閉域のテレビ番組配信を行う形態。専用のセットトップボックスを使う)の案内がありました。入居以来ずっと利用してきた北ケーブルTVより若干安くなるというので、押し切られてしまいました。

KDDIの個々のサービスについて、ユーザーの視点で素朴な感想を書いてみます(あまり厳密に使い込んで書いているわけではないので、スキだらけであることを予めお断りしておきます)。

・auのEZwebのインターフェースはドコモのiモードよりも洗練されている。ユーザビリティが一段上な感じがなんとなくする。
・EZwebのコンテンツには”寄せ集め”感がない。統合的な編集がなされている雰囲気がある。
・EZwebのGoogleは便利。
・W44Sに仕込まれているフルブラウザ(PCサイトビューアー)は最高!Gmailを読むにはこれだけで十分(画像オフモードで)。(もっともこれはソニーエリクソンの端末の話ですが。「最高!」と厳密に言うにはドコモの最新機種のフルブラウザを試していないといけないわけですが)
・北ケーブルTVからひかりoneのTVサービスに変えて見た時の最初の感想は、「なんて画像がキレイなんだ!」というもの。特にムービープラスのような映画ものでは格段に違いが出る。
・北ケーブルTVでは地デジ、民放の衛星放送もカバーされていた。けれどもKDDIのひかりoneのTVサービスでは制度上の問題があってそれが不可能。地デジ、民放の衛星放送が見られなくなってしまった。すごく残念(新しいテレビを買え>自分)。
・ひかりoneのTVサービスのセットトップボックスの反応が非常ににぶい。リモコンを押してひと呼吸置かないと画面が切り替わらない。
・ひかりoneのTVサービスの画面のインターフェースが非常に使いづらい。オンデマンドビデオのサービスもあるが、自分の観たい映画にたどり着くまでにものすごく時間がかかる。上の反応の遅さもあいまって、エクスペリエンス的にはNG(ふた昔前の「キャ○テン」みたいな操作感です)。
・ひかりoneのTVサービスにぜひCNNを。CNNが観られないとなんとなく有料テレビじゃないという感じがする。
・インターネット接続サービスでは、ぜひ、固定グローバルアドレスのサービスを。
・光回線を通して見るテレビ番組は、電波を通して見るテレビ番組(および電波の再送信で観ているケーブルTVのテレビ番組)と、何かが少し違う印象がある。うまく言えないが、番組体験の質感、肌ざわりが違う感じがする。そのへん、よく把握できたらまた書きます。
・LISMOはまだ使えていない。iTunes + iPodを使っていて、さらにNapster + 対応再生機を使っているので、なかなかLISMOをセットアップする気が起こらない。また、携帯で音楽を聴くのは”何か違う”という感じがする。過剰機能?
・インターネット接続、固定電話、携帯電話、有料テレビがすべて1つの会社にまとまってみると、何となくその会社に対するロイヤルティが高まった印象がある。KDDは内、ドコモ(NTT)は外、みたいな感覚。

といったところでしょうか。

追記。

W44Sの操作感は、往年のClieの操作感にやや近いです(PEG-NX70Vのユーザーでした)。電源を入れて画面が表示されるまでの”もっていきかた”がClieなんですね。Clieの開発の方が関わっているのでしょうか。

Comment(0)