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株式会社インフラコモンズ代表取締役の今泉大輔が、現在進行形で取り組んでいるコンシューマ向けITサービス、バイオマス燃料取引の他、これまで関わってきたデータ経営、海外起業、イノベーション、再エネなどの話題について書いて行きます。

セブン-イレブンの仮説検証型経営

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セブン-イレブンは掛け値なしにすごい企業だと思います。店内に入ると、いつも何らかの新機軸を発見することができます。多くの場合は新製品ですが、時々は設置されているATMのインターフェースに新しい要素を発見したり、店内のコーヒー抽出マシンに”本格さ”を発見したりして、内心で「すげー」と思います。イノベーションにあふれている小空間と言うことができます。

この1年では、なんと言ってもチョコレートの「極上のひとくち」が衝撃的でした。60円のアーモンドチョコがものすごいクオリティになっていました。
また、ずっと食わずぎらいだった「コンビニのおでん」というものを、ある日、セブン-イレブンで初体験してからは、考えをまったく改めました。あれだけレベルの高いおでんをチェーンストアオペレーションのなかでデリバリーできるセブン-イレブンには、ひたすら脱帽という感じです。未体験の方は、寒くなったらぜひ試してみてください。おでんに対して抱いていた先入観が覆されます。同社のおでんは毎年改良を積み重ねているようですね。(ちなみに個人的に過去最高だったおでんは、西麻布の六根ですが、これをセブン-イレブンと比べてはいけません)

最近では、寿司系のお弁当もレベルが上がってきました。なんと言うか、コンビニにこんなフレッシュさを感じさせる寿司弁当が置いてあっていいの?と思わせる瑞々しさがあります。

同社の資料をいくつか読むと、こうした隅々に現れているすごさの核心が、愚直なまでの「仮説検証型オペレーション」の実施にあることがわかります。
実はこの「仮説検証型オペレーション」は、これからの企業の事業モデルの枢要になる概念ではないかとひそかに考えています。次回の投稿で詳しく見てみたいと思います。

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