気になる報告書-金融機関ＩＴ活用状況実態把握アンケート

仕事柄、インターネットでアクセス可能な状態になっている報告書の類にはいつもお世話になっています。時々、「おぉこれはすごい」と思うのにも出くわします。特に気になるものについて、遭遇し次第お知らせします。（インターネットでアクセス可能な状態になっていない報告書については、著作権法上まずいのでご了承ください。）

以下は今年9月末に公開された金融庁による「金融機関ＩＴ活用状況実態把握アンケート」取りまとめ結果。

http://www.fsa.go.jp/news/newsj/17/f-20050930-2.html

金融庁が正式に各金融機関に依頼したアンケートなので、相当に確度の高い回答が凝縮されたものになっています。

IT業界にいる人にとって非常にありがたいのは、金融機関全体のIT投資の動向が手に取るようにわかるということです。ここまで精度の高いのはほかにはないのではと思えるほど。従業員一人あたりのIT支出、顧客一人あたりのIT支出なんて項目もありますね。

先進的な取り組みをしている金融機関は、Service Oriented Architectureを構築し、業務プロセスをモジュール化してアプリをそこにはめ込み、新商品の投入を迅速化しようなどということを考えているようですが、まだ完成の域には達していないようです。