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開けてしまったらあふれ出すテクノロジー。そこには希望が残っていた!

組織の意見を代表していません-とは言うけれど

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最近、すこし奇異に感じることがあります。

「これは私個人の意見であり、[組織名]を代表する意見ではありません。

このような disclaimer(お断り)をプロフィールに書いている人も多いはず。ご多分に漏れず私も多くのブログやつぶやきサイトで書いています。

ある企業に勤める多くの比率の人が、ある意見に「賛成だ」とブログに書いたとします - 先ほどのお断りを付けた上で。

しかし、企業の「公式」と言われる発表では「中立」あるいは「反対」と表明していたとします。

これは、この企業が「中立」で「反対」というのは、一体なにを示しているのか、疑問に思えてきます。

恐らく、組織としては「経営陣」「弁護士」「広報部門」といった、一部の人間が集まり、「会社としてはどういう方針で行こうか?」という話し合いを持ったうえで決めていることなのだろうと思います。しかし、昨今のようなソーシャル時代では、個々人の意見があからさまにインターネットに公開され、他の人達とシェアされることになります。それらとの不一致は、以外と簡単に見えてしまいそうです。企業の方針は、企業構成員全体の意見ではなく、一部の人が決めているのが一般的だからです。そうなってくれば、これまでのやり方での「組織としての公式発表」の重み付けが減少していくような気がしてきました。所詮「一部の人が決めたのでしょ?」ということがミエミエになってしまうからです。

インターネットやソーシャル・ネットワーク・システムの発達により、組織という構造体の意義が変化する時代に来ているのかもしれない、と感じています。

注:これは私個人の意見であり、私が所属する企業を代表する意見ではありません。:-P)

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