小さな会社のウェブマスターがパーソナルブランディングについてごにょります。

【思いを馳せてみた】日記と日誌の違いと、ウェブ時代の日記、日誌について。

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昨日、自己啓発系のスパムメール(たまに来ますよね。あれはなんなんでしょう。)に、こんなことが書いてありました。誤字が出現しますがそのまま引用します。


うまくいかないと言っている人たちにはある共通点があります。
逆に言うといつも成功する人たちにもうまくいく共通点があります。

例えば、うまくいく人は「日誌」をつけます。
日記ではなりません。

日記は、「今日の昼飯は、牛丼を食いました。」のように、その日1日の出来事、感想を書きますが
日誌とは、

・良かったこと、成果が出たこと
・悪かったこと、成果がでなかったこと
・今日の気付き、学び

など、1日を振り返り次やるときにうまくいくように対策を書きます。

他にも、目標を決めるときも決め方に違いがあります。
例えば、うまくいかない人は

・2016年は年収を1,000万円にする
・今年の夏までに10kg痩せる
・今年こそ英語を話せるようになる

ということを決めますが成功する人はそうしません、、、

では、何をしているのか?

続きはこちら

(スパマーの誘導したいURL)


ん?

違和感があります。逆じゃねえのか?

両者はしばしば同じような意味で考えられがちですが、実はかなり違う。

日誌はもともと航海日誌(LogBook)のように、業務や仕事で起きたことを淡々と記す性質のもの。事実の羅列を認める記録です。基本的に人に読まれることを前提に書かれます。そのために公的な視点での考察は書いても、個人的な感情や広く知れてはならない機密事項は記さない。

logbook.jpg

逆に日記は、自分だけ、もしくは限られたメンバーだけが読むためのもの。ですから、事実だけでなく、思ったことや喜怒哀楽も書いてよい。というかこれがなければつまんないというか、日記の意味がありませんね。メールスパマーの人、これが言いたかったんだろ?(笑)

これが日記と日誌の違いですが、現代ではいろいろと事情が変わってきているようです。ウェブの存在とソーシャルメディアですね。

そもそもブログという言葉は、weblogからきていることはご存知かと思いますが、そう考えるとネット上の日誌です。
ただ、ネット特有の匿名性もあってか、その内容はどちらかというと日記的で、思ったことをどんどん自由に書いている方が多い。(そして稀に炎上する)

ここ10年で一気に社会インフラのひとつとなったソーシャルメディアもそうですね。事実の羅列もありますが、ツイッターなど見てますと、どちらかというと感情むき出しの方の方が多いような気もします。

航海日誌から、公開日記になってきているのです。

匿名だから誰が発言しているかわからないと思っているのかもしれませんが、お互いのアカウントを知っている友達にはわかるのですし、その友達にもたくさんの友達がぶら下がっていることを考えると、匿名といっても怪しいものです。

ゲスベッキー騒動でもクローズドのはずの会話の中身が晒されてしまいましたが、きっと若い人などはそのあたりの危なさ、雰囲気をわかった上で割り切って使っているような気もします。

何が言いたいかというと、従来の日記、日誌とは違う、第三、第四の個人記録が生まれているのだなぁということ。
昔の人の日記や日誌は、よほどの条件が揃わない限り後世に残りませんが、ウェブの日記はサーバーに残ります。ご本人が亡くなった後も、サーバー料金が発生しないものならば、そのまま残る可能性が高いのです。(実際にそういったブログやSNSを見かけるようになってきました。)

そう考えると、何だか感慨深いものがあります。
いろいろありますよね。生きているうちは恥ずかしいけれど、死んだ後だったら人に見てもらってもいいもの、絶対に墓場まで持っていきたいもの、家族だけに残したいもの、特定の人にだけ伝えたいもの、、、わたくしの10年日記は、誰が読むんだろう。(笑)

昔から、歴史の真実は闇の中、なところはありますが、これは事実を記したものが消失したり、時の権力者によって都合よく捏造されるから。
この、ウェブという巨大な記憶装置を手に入れた現代人類の歴史は、どう後世に伝わっていくのか?非常に興味深いところですね。

by カエレバ
by カエレバ

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