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【読んでみた】『ソーシャルメディアで伝わる文章術』はビジネス書に非ず、、、

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書きたいことがたくさんありすぎて、どうしてもまとまりませんので、今日のブログはいつにも増して内容が右往左往してぐちゃぐちゃになってしまうことをお許しください。

わたくしの大好きな(この方に関しては非常にライバルが多い。例えば中山マコトさんなんて「奥さんにしたい人ナンバー1」と公言して憚らないほどです。)、前田めぐるさんが新刊を出されました。
わたくしにとっては、そうですね、「小料理屋をやってくれたら通いたい人ナンバー1」でしょうか。癒されるんです。

これだけ聞くと、どんな方なのかわかんないですよね。(・∀・)

実は、コピーライター、プランナーとして活躍されている京都のお母さんなのですが、わたくしにとっては、「ホスピタリティの達人」であり、「エレガンスの師匠」であります。

・・・って、余計わかんないですよね。(^^ゞ

でも、今回の新刊を読んでみると、きっとその意味はわかってもらえると思うのです。
というのは、この本、『ソーシャルメディアで伝わる文章術』というタイトルではありますが、ビジネス書ではなく、わたくしが書店員さんならエッセイの棚に置きたい一冊だから。

最初はね、「ソーシャルメディアの心得」の本なのかなと思いながら読み始めたのですが、いつの間にか「前田めぐるの世界」にハマってしまい、250ページの本があっという間でした。何とも心地よい空間を創りだしてしまう人なのです。

それが、わたくしに言わせるならば、前田さん一流のホスピタリティであり、エレガンスさなわけですね。本物の大人の女性です。

特に気になるフレーズをいくつか引用してみます。

・「これは、わたしのために流れてきた水だ」とすくい取ってもらえるように、記事を書いてみましょう。

・わたしは善意の人に出会うと、「忘れないでおこう」と、ブログなどに書き留めておきます。振り返り、「ああ、こんなこともあった」と幸せな気持ちになります。

・文章の役割というのは、写真にできないことをすること。言い換えれば、「写真を見て分かることは、書く必要がない」のです。

・そんな贈り物のような情報をシェアするときは、読者がうれしくなるような言葉のリボンをそっとかけたいですね。すると、「なぜシェアしたいと思ったか」が伝わります。

・誰かの失敗が、誰かの役に立ちます。(中略)ひとりで考えているよりも、他人にシェアすれば、その分スピーディに、そして多彩に知恵が集まります。すると、失敗が「失敗ナレッジ」という知恵に変わります。

すごく優しい、気遣いのある文章でありながら、示唆に富んでいる。
伝わりましたでしょうか?

また、普段から発想法の講座なども主宰している前田さんならではの、ネタの出し方や文章のこなし方、気の遣い方など、サラッと読めるのに実は超てんこ盛りの内容。
読めば読むほど「宿題」が増えてしまう系の、まさに渾身の一冊です。

そして、中身を見れば分かるのですが、そのてんこ盛りがとにかく読みやすく、理解しやすい。それは、ページのレイアウトなどにも細やかな気配りが行き届いており、これは編集者さん大変だったろうなぁと思いつつ、前田さんらしさである「おもてなしの気持ち」がものすごく出ている部分でもあるなと感心したり。

また、この本には「あとがき」がありません。きっと内容については究極に練りあげられているからどこも削ることができずに、「だったらあとがきなしでいいです。」って頼んだんじゃないか?
そう妄想してしまうほど、出し切った作品だと思います。(偉そうにスミマセン)

男性にも、女性にも、オススメです。m(_ _)m

本日3/7まで、キャンペーンをe-honで展開中。(密林じゃないところがまた泣けますね)

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