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【感動した】ホンダ技研のカレンダーがすごい件

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先日、ご主人がホンダ技研にお勤めの方から、2013年の卓上カレンダーをいただきました。

シンプルで使いやすい、宣伝色もほとんどない、いい感じのカレンダーです。

Honda1
(写真が良くなくて申し訳ありません。いつもとカメラが違いまして。)

一ヶ月ごとのカレンダー12枚の他に、3枚のボードがついてまして、他の方にメッセージを送ることができます。

Honda2

こんな感じです。自分の机に、看板を出しておけるというわけですねー。
看板は全部で5種類です。

Honda3

裏表3枚ずつなのですが、6面目は年間カレンダーになっています。確かに年間カレンダーしか見ない人もいますもんね。

でももし可能なら、それは毎月のカレンダーの13枚目にしてもらって、ボードは白紙、そして表面に欧文印刷さんのヌーボードのごとくホワイトボード加工をしていただいて、自由に書いたり消したりできるようにしていただけると最高だなと思いました。

でも、感動したのはそのことではありません。
実はもう1枚紙が入ってまして、「アンケートにお答えください」とあります。
そして50名の方に3,000円分の商品券を差し上げますと。

指定されたアンケートサイトに行ってみると、このカレンダーの使い心地やイメージ、などを聞かれるのですが、これノベルティですよね?普通なら企業が勝手に作って、お客さんに無料で差し上げるものです。

それを、きちんと意見を吸い上げて、来年につなげるという。
大きな会社ならどこでもやっていることでしょうか?
たかがノベルティでもお客さんといっしょに考えて、もっと便利に使ってもらおうという、わたくしはそこに感動したのですね。

しかし、これもよく考えると緻密な計算に基づいていることがわかります。
使いやすく印象の良いノベルティ(特にカレンダーは年間を通して使うもの)を作れば、お客さんは次もきっと欲しくなる。ですから、まだ車を買い換える時期でもないけど、「ホンダのお店にちょっと行ってみようかな。」なんて人もチラホラ出てくる。

カレンダーって、お金を出してまで買わないという人はまだまだすごく多いと思うのです。

そこでカレンダーを渡しながら少しでもお話できれば、、、これって他社へ浮気されないための重要なコミュニケーションです。それを考えれば、これだけのパワーと予算を使ってのカレンダー作りも安いもの!となるわけです。

いいヒントいただきました!m(_ _)m

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