「いつでも・どこでも・だれでも」ってユビキタスが、どうも「いまだけ・ここだけ・あなただけ」と考える余裕を与えないスマートフォン時代に気をつけたいこと
ユビキタス(もしかして死語かもしれない(笑))って、ASPがSaaSに進化したように、クラウドな気がしています。クラウドがあるからこそ、手元のユビキタスな端末が便利になるのだろうなぁ…と当たり前のことを思い出したように感じています。
ユビキタスを改めてWikipediaで調べて見ました。
ユビキタス (Ubiquitous) とは、それが何であるかを意識させず(見えず)、しかも「いつでも、どこでも、だれでも」が恩恵を受けることができるインタフェース、環境、技術のことである。 ユビキタスは、いろいろな分野に関係するため、『ユビキタスコンピューティング』、『ユビキタスネットワーク』、『ユビキタス社会』のように言葉を連ねて使うことが多い。
これってやはり、クラウドですよね? どっちから見るかにもよりますが、いつでも、どこでも、自分だけ?(誰でもじゃマズイ)であれば...です。
この「いつでも、どこでも、だれでも」が「いま・ここで・あなたに」 に変わってきました。これが便利なんですねぇ。
ではこの「いま・ここで・あなたに」でしかないリスクとはなんだろう?と。前回の「モバイルなWi-Fiが増えると、間違って接続(拝借)してしまう危険性のセキュリティな話題」も「いま・ここで・あなたに」です。
スマートフォン・モバイル時代の気をつけたいこと、セキュリティな罠があるだろうと。
例えば、身近にあるアヤシイ商法やサイトの場合も「いまだけ・ここだけ・あなただけ」と「~だけ」がついてくる。 とっても胡散臭い「~だけ」・・・と言っても、本当に今だけ現品限りのセール品だったり、ここだけ限定とかが実際にあるので、すべてがアヤシイとも言えない部分が難しいところです。はい。
~でもの場合、
いつでも (いま・あとで
どこでも (こっち・あっち
だれでも (わたし・あなた
いつの、どこで、だれを中心に考えるのか?で変わってくるものです。これって結構重要だと思うのです。
~だけの場合、
1.いまだけの限定商品(押し売りとか
2.ここだけ(安全とか
3.あなたにだけ(どれだけあるのだろうか?と。単に自尊心をくすぐられているだけじゃないか?と思ってしまう。自分だけは他人と違うと思いたい勝手な意識かもしれません。
例えば、単位を変えてみるのも1つの方法かも知れません。「~だけ」を、「~でも」に戻してみる。「~だけ」という煽りに近いマジックワードに振り回されないように。。。です。
「いまだけ・ここだけ・あなただけ」とあっても、この瞬間にホントにそれが必要なのか?と、一呼吸置いてから考える。と言っても、それがモバイルの良いところでもあり、危険なところでもあります。一長一短です。
繋がっているその先には誰がいるのか? なりすましの可能性もあります。Twitterなどでは短縮URLもありますし、ボットかもしれません。
よくよく考えてみれば、超古典的なダマシにも共通しています。間にインターネットやスマートフォンなどが入ることにより、欺しやすく、欺されやすい環境が出来上がってくるのでしょう。
見極め眼力を養いたいものです。これセキュリティ思考です。