オレオレ詐欺に見る「俺と私の違い」ってなんだろう?
オレオレ詐欺をニュース検索しても多くの事件がヒットします。先月もATMに警察官が警戒するレベルにまで事は大きくなっています。
asahi.comによれは、
今年1~9月の振り込め詐欺による被害総額が約236億円で、前年同期の1.4倍にのぼったことが31日、警察庁のまとめで分かった。月平均の被害額は26億円で、このままのペースでいけば年間被害額が過去最悪だった04年(284億円)を上回る可能性がある。
月平均でも26億円もの被害があれば、大きな社会問題です。平均を単純計算すれば300億円ですね。これすごい金額ですし、何よりも人の弱点につけ込むとこが、許されないです。
この300億円の市場を調べてみたら、ガチャガチャとか、今泉さんの過去記事に300億円市場をリストアップしてみたってわかりやすいのがありました。
オレオレ詐欺のニュースを見ていると、オレは俺、男性ですよね。わたしわたし詐欺とか、あたしあたし詐欺って何でないのだろう?と調べてみました。
で、googleの検索してみました。
オレオレ詐欺 の検索結果 約 1,870,000 件
わたしわたし詐欺 の検索結果 約 1,150,000 件
あたしあたし詐欺 の検索結果 約 668,000 件でした。
ありました!私やあたし、女性ですね。この、わたしわたし詐欺も急増しているようです。
調べる前に勝手に思っていたことは、俺である男性はあまり実家に帰らない、離れている。。。
一方、わたしである女性は、実家との接点が多い。。。
---と、思っていました。この接点の部分はとても大きいと思います。しょっちゅう連絡をしていれば、近況もわかりますし、声や話し方で大体の予想はつくはずです。それが誰なのかと。
オレオレのオレは、オレを演じる側よりも、オレが誰かを特定する側に大きく影響していると思います。最近では、オレのペルソナもオレが下調べをして、きっちり作り上げているようです。
詐欺ではないオレオレの場合も多くあるでしょうが、もう少し別な方法でチェックできることはあると思います。しかし実際には、受け手側に余裕を与えない方法で行くのでしょうから、結局はウィルス対策と同じく、振込って最終場所の水際で防ぐ方法が1つの有効策になってくるのだと思います。
やっていることは、ソーシャル・エンジニアリングの手口と何ら変わらないのです。
で、「俺と私の違い」は、単に男女の違いだけなのでしょうか?
被害を最小限にする1つの方法に、日頃のコミュニケーションを多く持つことも有効でしょう。
オレ(わたし)だけで、それが誰かわかってくれるのも良いものですが、オレ(わたし)の中にも個性を作れば、多少はオレ(わたし)の違いも出てくると考えます。
結局・・・違いはわかりませんでした(自爆)