Salesforce for Twitter って何ができるのサ
※3月18日「Salesforceに学ぶ、Twitterを企業に導入する際の仕組み作り」に続きます
Twitterのビジネス利用について、様々な手法が模索されている昨今ですが、
Salesforceユーザーであれば専用のApexアプリケーションを使って
比較的簡単に業務フローへTwitterを組み込むことができるかもしれません。
「Salesforce For Twitter」はSalesforce謹製のApexアプリケーションです。
SalesforceユーザーはAppExchangeから無料で追加することができます。
大体以下のようなことができるらしいです。
- Twitter上で行われている顧客の会話をモニタリング
- TwitterSearchをカスタマーサポートやマーケティングの目的に利用
- Tweetをリードやコンタクトリストに自動的に追加
- Twitterを活用したマーケティングキャンペーンの実施
- Salesforce上で管理しているアカウントへのTweet
- Salesforce CRM上でTwitterによるやり取りを管理
◆ワークフロー
使用する前に関連付けるアプリケーションの設定などが必要(ちょっと面倒)ですが、
使い方としてはシンプルで、以下のような流れになっています。
- 予め設定した検索キーワードでTwitterSearchを実行。
複数キーワードが設定できます。
検索エンジンはTwitterSearchを指定。
- Tweet収集を実行(手動実行)。
上記設定画面で指定した検索ワードの他、
アカウントへのダイレクトメッセージやリプライも取得してきます。
- 取得したTweetはSalesforce上のオブジェクトとして管理。
リードかコンタクトリストに自動で紐付けることができます。
取得したデータは前述の通り、リードやコンタクトリストに関連付けられる他、
キャンペーンやソリューション等通常のSalesforceオブジェクトと連携させることができます。
また、Tweetに対する返信もSalesforce上からできる他、
やり取りをスレッド表示することもできるようです。
◆アプリケーションの課題
Twitterの業務利用を検討しているSalesforceユーザーには
今後必須となり得るアプリですが、まだまだ使い勝手の悪い部分も多く
少し触ってみただけですが以下のような課題が見受けられました。
- 日本語のTweetは収集時に文字化けしてしまう。
(Salesforce.comによると、近日修正される予定とのこと)
- Salesforce上に登録するTwitterアカウントのパスワードが伏せ字にならないため、
プライベートなものは利用できない。 - 顧客に対するメッセージは「@」しかできない。
(「D」や「QT」、「RT」は選択できない) - スケジューリングによる自動収集ができない。
(KronkitやBoomiをインプリメントすることで可能になるようだ)
また、Salesforce.comによると、このアプリケーションは
Twitterとの連携にTwitterAPIを使っているようです。
そのため、利用に際してはAPIの利用回数制限に留意する必要があると思われます。
複数名で1つのアカウントを利用する際は注意が必要ではないでしょうか。
◆最後に
・・・というわけで使ってみた感想などを書いてみたのですが
実は私Salesforceを触るのは今回が初めてです。
用語や仕組みの部分、間違っている点がありましたら
やんわりご指摘いただけると助かります。
明日のエントリではSalesforceを使っていない組織向けに
Salesforce For Twitterの考え方を生かす方法を書いてみます。