アナログ派からみた地デジ化を考察してみると。。。
年末の朝日小学生新聞に掲載されていた、2010年、今年の一句に以下の一句があった。
「地デジ化に ついていけない アナログ派」
コメント:便利になったのはいいけど、うまく使いこなせない人がたくさんいる。
私たちのようにITにどっぷり浸かっている身では、地デジを使用するに当たり画面が格段にきれいになってうれしいとしか感じないが、この一句にあるようにアナログ派の人たちの中にはついていけない人がいるようである。
上記句のコメントの「便利」とは言い換えれば「高性能と多機能」となる。
では、言い換えた言葉でコメントを書くと、
性能が上がりさらに機能が多くなったのはいいけど、うまく使いこなせない人がたくさんいる。
ここでうまく使いこなせない原因は多機能であろう。
機能が増えた分、使いにくくなっているのだ。
その要因は、ボタンの多さであったり階層化であったり見慣れない言葉であったりする。
アナログ派の人たちはボタンの多さだけでも使うことに拒否反応を示してしまう。
また、知らない言葉があれば選択できなくなってしまう。
その点、AppleのiPadは会社ではパソコンを使わない(使いたくない)人たちでも、iPadは使っているケースがあるようである。しかも自ら購入してサイト閲覧やメールで使っているという。
それは、やはり指でタッチすること自体が直観的に操作しやすいのであろう。キーボードも入力が必要な時しか出てこないため、キーの多さに拒否反応を起こしにくい。
そこで、冒頭の「地デジ化」であるが、最近のテレビのリモコン、ボタンがさらに多くなってきている。何故1~12までのチャンネルボタンが2パターンあるのか?数字の横に何故ひらがなが振ってあるのか?そこで迷っている人もいるのではないかと想像できてしまうくらいボタンの数が多い。
このリモコンボタンを使いこなしている人は少ないのではないだろうか。
私が35年位前に親戚の家で初めて見たテレビのリモコンは世界初のリモコンテレビ・サンヨー「ズバコン」。これは、リモコンでチャンネルを変えることができる。そして、機械式でチャンネル変更のボタンを押すと「ガッチャン」といった音と共にテレビ側のチャンネルダイヤルも回るのである。リモコンから超音波で信号を受け取り機械式でチャンネルを変える方式であった。
リモコンの話題を考えているとこのリモコンを思い出してしまった。
当時のリモコンはとてもシンプルで説明書要らず。それで皆が感動していた。
懐かしい。