オルタナティブ・ブログ > 『スマートIT』術 >

「使いやすく」「ハマる」技術とは! それは・・・

今年は「3Dテレビ元年」と言われていたが。。。

»

今年2010年の電機メーカーは救世主とばかりに一斉に3Dテレビを投入してきた。
展示会等見ていると各社かなり期待をかけているようである。

そんな供給者とは裏腹に、3Dテレビには興味のない私である。
3Dは2Dよりさらに目を酷使するし、それに勝る利点は現状ない。
少なくても専用メガネをかけなければならないのはスマートでない。
そもそもテレビは複数人で見るケースが多い。専用メガネをかけている姿も異様である。
今後3D技術が成熟して、それを活用する利点が感じられると3Dテレビやモニターを購入するだろうし、活用したサービスを考えていくかもしれない。

しかし、私の予想通り「3Dテレビ元年」と言われた2010年の3Dテレビは惨敗だったようである。
米国での2010年の3Dテレビの出荷台数予測は、全薄型テレビの2%にとどまるという調査結果もある。
日本も米国もそうだが、3Dメガネを掛けないといけない、そして価格が高い、さらに3D専用番組不足も影響されているとのことである。

今後は3Dテレビに薄日が指す材料が出てくる。
まずは、裸眼で見える3Dテレビが発売される。
東芝の裸眼3Dテレビが12月下旬発売予定で、20型が24万円前後(店頭予想販売価格)だそうである。
今の普及画面サイズを考えると、20型では迫力にかけるし価格も高い。

2011.2.26、任天堂は裸眼で3Dのゲームが楽しめるニンテンドー3DS(希望小売価格:25,000円(税込) )を発売する予定である。
当面はニンテンドー3DSで3Dが普及していくのだろう。

昔、赤と青のセロハンを使い3Dメガネを自作して「オズの魔法使い」(1974年の日テレ系アニメ)を見ていたのが懐かしく思う。
技術の進歩で今更ながら3Dブーム再来という感じだ。今度は高価な専用3Dメガネが必要だが。。。

3Dに関しては、ゲームが3Dの新しい使い方を提供して普及を後押しする予感がしてならない。

Comment(0)