Facebookいよいよ日本で普及が始まったようだ。鎖国文化のある日本、SNSもガラパゴス化するのか?!
まずはこの記事を。
「Facebookいよいよ日本で普及が始まった」
FacebookがトップSNSになっている国では、常に以下のパターンであるという。
どの国でもまず、外国人の友人がいる人がFacebookを使い始め、やがて自国の友人も招待し始める。そして自国の友人関係の数が外国人との友人関係の数を上回ると、あとはその国でFacebookが一気に広がるのだという。
どうやら日本も、自国の友人関係の数が外国人との友人関係の数を上回ったそうである。
あとは一気に広がるのか?!
私の予想では時間のとれるこの年末年始を期に広がっていきそうな気がしている。
その原動力の一部が最近発表した以下のサービスであろう。
ただし日本でのサービスはいつになるかは定かではない。
●新Messages
この「Messages(メッセージ)」は、Facebookのメッセージだけでなく、チャット、テキストメッセージ、メールをMessagesのコーナーから利用できるようになるという。そして、友人ごとに各やり取りが時系列に表示されるようである。
最近はTwitterが流行ってるせいか、メールをすることが面倒とか、メールに件名を書くのが面倒とか耳にしたことがある。たしかにTwitterを活用してアポイントを取るケースが増えてきているのも事実である。それに慣れてくるとメールが面倒となってくるのであろう。
そこで、Facebookでチャット、テキストメッセージ、メールが統一されてくると、段々とメールが活用されなくなり、便利なFacebookのメッセージに移っていくのかもしれない。その分、スピーディーなビジネス展開も可能になってくるであろう。
また、新MessagesではMicrosoft Word、ExcelそしてPowerPointのファイルが見えるようになるという。
●Deals
位置情報サービスである「Facebook Places」からチェックイン(自分の居場所を記録)すると、近くにある店が提供するお得情報(割引サービス等)を入手できる。Dealsは、店舗が無料でそのお得情報を配信できる仕組みである。
米国ではGAPが店舗にチェックインしたお客様に対して、1万本のジーンズをプレゼントするというキャンペーンを開始した。
●Places API
これは、ユーザーのロケーションデータAPIの公開である。
ということは、他社がFacebookのロケーションデータを活用したサービスを開発できるということである。
上記3点がFacebookに組み込まれることにより、今までFacebookがトップSNSになっている国の人々は、さらにFacebookから離れられなくなるであろう。
今までは、Googleが各サイトを結び付けてきた。そして今ではFacebookが人と人を結び付けている。そこには各人の莫大な情報が集約されている。それがソーシャルグラフの形成である。
現時点ではARPU(会員あたりの月売上)の高くないFacebookであるが、これからはどんどん仕掛けていってGoogleを超える売上高になるかもしれない。
それは、Facebookには各個人の情報を持っているため、その人に合った広告をタイミングも含めて提示することができるからである。
ただ、Facebookは操作が分かりにくいというのが正直なところである。
どこまで普及するのか。
Facebookの説明本もこのところ増えてきたので、やはりこの年末年始で一気に広まるのか?
世界中に5億人を超えるユーザーを持つ世界最大のSNSであるFacebook。
はたまた、日本はやはりガラパゴス化する国なのか。。。
正直なところ、日本のSNSも頑張って欲しいと思う。