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「使いやすく」「ハマる」技術とは! それは・・・

これは凄い!ソニーのモーションコントローラ

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ソニーのモーションコントローラで話題になっているPlaystation move。
これは、プレイステーション 3(PS3)と組み合わせることにより、コントローラを持った人の動きを感知して画面上に反映される仕組みである。

5月末にボストンでおこなわれたGames for Healthでも盛りあがった様子である。
今秋には発売されると発表されている。
そこで先日Games for Healthでおこなわれたデモを見る機会があった。
そのデモを見るまでは任天堂のwiiのマネ程度だと思っていてあまり関心を持っていなかった。しかし後発だけあってしかっりしたモノを作ってきていると感じたのだ。
特にデモが良かったのかもしれない。木を彫刻のように削るシーンがあったり、ウィンドウを立体空間に自由な大きさで張り付けることも可能なシーンを見せつけられた。昔SF映画で見たことのあるシーンがテレビ画面内で可能になっている。
モーションコントローラを左右両方の手に1つずつ持つが、これらを操作するにはかなり高い精度が必要になってくる。

見方によれば、今までの任天堂とソニーの戦略の延長戦上にも見える。
それは、今までソニーの方が高機能なモノを出してきた。
DSよりもPSP。wiiよりもPS3の方がスペック的には高機能である。しかし、販売台数は以下に示す通りソニーの製品の方が任天堂の製品の約半分にとどまっている。
今回もソニーは任天堂のwiiよりも高スペックで精度の高いモノであるようにデモを見た限りは予測している。
今まで実証されてきたように、高スペックだけでなくプレイする人にどれだけ感動体験を与えることができるかがヒットする最大の要因だと思う。

国内販売台数比較
5月第5週時点の累計販売台数
・wii =10,362,673台
・PS3= 5,147,534台

・DS =30,389,807台
・PSP=14,535,142台


参照サイト:DSとPSPWiiとPSP

ソニーのWALKMANがAppleのiPodに完敗したようにゲーム市場でもAppleのiPhoneやiPadに苦戦を強いられるのだろうか。
特に日本市場では狭い住宅事情や機動性の問題もあり携帯ゲーム機が優勢である。その中で据え置き型のPlaystation moveはどこまで感動を与えることが出来るのか。
これからが楽しみである。

そこで、来週ゲーム業界最大規模の展示会E3がLos Angeles Convention Centerで開催される。
Microsoftはコントローラー不要のシステム「Kinect for Xbox 360」を、ソニーはモーションコントローラ「Playstation Move」を披露し、任天堂は3D携帯ゲーム機を初めてお披露目する予定である。

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