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微分積分思考法による恋愛観・結婚観(1/2)

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微分積分思考法による恋愛観・結婚観(1/2)

前のブログ「逆行するお金に対する考え方。国は個人を、個人は国を見習うべき?」で、収入を増やす要素について書くと申しましたが、その前にいくつか前置きを準備したいと思います。

半年ほど前に、最初の微分積分に関するブログ【「微分・積分」思考法 ~世の中の仕組みを読み解く~】 を書いて以来、何本かのブログをupすることができました。その最初のブログの中で、恋愛・結婚観についても書かせていただきたいなどと言っておきながら、ずいぶん時間が経ちましたが、ようやく着手したいと思います。

いつ思い付いたかはよくわかりませんが、かない前から持っていた考えのように思います。ご賛同が得られるのか、おかしいんじゃないの?という印象になってしまうのかは定かではありません。当の本人は、またしょうもないことをブログに書いてしまったという気分です。ルパン三世に出てくる石川五右衛門の「またつまらぬものを切ってしまった」の心境に近いかもしれません(笑)。ただただ、微分積分をとっつきやすいものにしたいという一心です(逆効果かも)。

彼氏・彼女のいる皆さんや新婚さんにとっては(そうでなくても)、何とも良い季節になったと言えるでしょうか。先日も六本木ヒルズへ行ったところ、イルミネーションがきれいでした。LEDのおかげですよ(笑)。

まず、恋人と友人との違いについてですが、私の考えでは、恋人は微分で、友人は積分だと思っています。

一目惚れという言葉があるように、恋愛のきっかけというのは、瞬間的であると考えられます。また告白して受け入れられるという一連の行為があって、そこから恋愛という関係がスタートするのが主でしょう。

一方、友人っていうのは、気が付いたら、友人になっていたというように、友人になった瞬間というのがはっきりしません。昨日まではただの知り合いで、今日からが友人になったという経験のお持ちの方は少ないと思います。

更に、友人というのは、例えば、大学時代の友人に久しく会っていないような場合でも、会えばすぐに、友人関係に戻ることができます。つまり、会わず、連絡をとらずの状態でも人間関係が続いているような積分的な関係だということですね。ですが、長い間会っていない2人が恋愛関係にあるというのは一般的にありえないでしょう(特殊な?場合を除いて)。つまり、友人関係はずっと続きそうですが、恋愛関係は必ずしもそうではないということだと思います。

ひたすら、日々の微分的な人間関係の上に成り立つのが恋愛だとも考えられそうです。その微分をひたすら積み重ねたとしても中々積分の関係にはなっていきそうにないのが恋愛かなとも思います。その証拠にちょっとしたことで、関係にひびが入ってしまうケースもあるでしょうし、待ち合わせに遅れた、電話にでないという些細な行為で、余計な詮索をしてしまうということにも象徴されます。友人関係では、「俺のこと(私のこと)友人として嫌になったんじゃないだろうか?」なんて変なことを考える人はまずいないと思います。ちょっと無理をしながら(背伸びをしながら)続ける関係が恋愛関係で、自然体のまま続けられるのが友人関係であるとも言えるでしょう。

もっと例をあげると、テレビ等で、数多くの異性と付き合った経験を持つといって自慢げに話す方をお見かけしますが、数が多いということは、それだけ別れた数も多いということですね。別れとは、積分的な人間関係ではなくなったということですね。一方、友人と絶交した、友人でなくなったという経験を多く持つという人は少数派ではないでしょうか。

以上、色々と例を挙げてみましたが、総じて、恋愛関係は微分型で、友人関係は積分型だと思われます。

一般的に、恋愛は友人の延長線上にある、友人の発展型であると考えている人は多いと思いますが、これって、積分型の人間関係が微分型に変化するということを意味しています。

例えば、小さい目標を持って、それを達成するために日々精進(微分)し目標(積分)を達成すると、それが新たな微分となって、次の目標へ向うことができる というように、1つの積分(初期値)は次の微分の元になるので、それと同じような話になると思います。

ただ、この目標の例の場合は、次の微分の積み重ねとして作用することが大半だと思いますが、恋愛関係になった瞬間に、友人関係よりは長続きしない可能性があるわけです。

次に、結婚観と結び付けたいと思います。


P.S.  微分積分思考法の入門編については、この2つをご参照いただけましたら幸いです。。
http://blogs.bizmakoto.jp/nagamatsu/entry/408.html
http://blogs.bizmakoto.jp/nagamatsu/entry/417.html

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