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ライフワークとしての学びを考えます。

人はあなたが思っているほどあなたのことを気にしてないから

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昔から、人のためにプレゼントを用意するのが好きです。
 
今ではまったくやりませんが、子供の頃は、やたらと手芸に凝っていて、小さなマスコットを手作りして友達によくあげていました。今見たら不恰好なものだったと思いますし、友達もさぞかしありがた迷惑だったかもしれません。
 
高価なものでなくても、相手の方をイメージして、気に入ってくださりそうなちょっとした物を探している時間は最高に楽しいとき。
パッケージを開けたときの目の輝きを想像すると嬉しくなってしまいます。
私は心底人の喜んだ顔を見るのが好きなのだなあと思います。
 
ただ、プレゼントを開けて「ふーん・・・」という表情をされたときは、「ハズした」と思います。
これは、自分がまだ修行不足な証拠。
もっとその方に対して深く思いやる気持ちが足りないような気がします。
 
私が、人の自分に対する評価を気にしたり心配したりすると、「他人はあなたが思っているほどあなたのことを気にしてないから。」と言われたことがあります。
 
人間とは自己愛の強い生き物だと思います。
確かに、「自分が思っているほど」ということはあるかもしれません。
 
でも私は、プレゼントしたり言葉をかけたりするのは、「他人はあなたが思っているほどあなたのことを気にしてないから。」が分かっているからこそ、「それでもあなたのことを思っていますよ」という、一つの表現方法だと思っています。

 
そうは言っても、何の理由もないのに、プレゼントをあげるのも相手に負担になるかもしれません。そういうときは、巷では色々言われますが、お世話になっている方へのお中元、お歳暮、などを利用するのも悪くないと思います。日本はそういう気配りの習慣があって素晴らしいですね。人への感謝は感謝しすぎてもしすぎることはないですし、こういう機会に何か理由をつけてプレゼントを用意し感謝の気持ちを表せるのは好都合なのです。

 
そして、その人が一瞬でも幸せな気持ちになってくれることがとても嬉しいのです。
 
気配りや思いやりの気持ちとは、想像力なのだと思います。
 
そして、想像力は愛にもつながるのだと思っています。

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