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就職活動で3社以上の内定をこなす学生たち 成功した3つの違い 「第6回朝カフェ次世代研究会」より

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本日朝6時30分「第6回朝カフェ次世代研究会」に行って参りました。
 
イマドキの学生さんがどういう就職活動をしているのか、その生の声を聞きます。
現在明治大学4年生の佐久川さんの講演で、テーマは『これからの就活とパーソナルブランディング』でした。
 
佐久川さんは、希望のベンチャー企業3社内定中。
1社の内定をもらうのもやっとの昨今を考えると、驚異的な内定率です。
一体どこが違うのでしょうか。
 
今日の講話から、3つの違いがあるように思いました。

1、「自分探しの旅」を行っている
 
自分は一体何がしたいのか?そして何に向いているのか?それが見つからない悩みは辛いものです。
そのことが理由で卒業後の進路をなかなか決められないという話はよく聞きます。
 
文学部の佐久川さんは「読書会」を行っています。
歴史に残るような名文学を読み合い、グループディスカッションをするのです。
文学をテーマにすると、知的ベースで話すことができないので、良いコミュニケーションが生まれるのだそうです。
芸術的な文学は、読むだけで、否が応でも自分の内面を見つめさせられます。
さらに人前で発表することにより考えもまとまり、仲間の助けを借りて深い考察にたどりつくのだと思います。
何度も自分という深い海に潜水し続ける、という訓練を、読書会で自然に学んでらしたのではないでしょうか。
 
2、負荷を進んで引き受ける
 
3社以上内定している仲間の共通点に「負荷を自ら買って出る」という行為があると言います。
ベートーヴェンは、「苦しいときにしか本当のことはできない」と言っています。「我に苦しみを与えたまえ」と。
 
面接で、苦労や辛い経験を心から語るとき、その人の本当の姿が見えるのかもしれませんね。
 
3、心で動く
 
佐久川さんは、100人以下の成長性のあるベンチャーに的を絞りました。その理由は大事なやりがいのある仕事を任せてもらえる可能性が高いからです。年収2,000万円以上と言われる外資系金融会社には見向きもしません。
 
他に、4社内定の仲間の言葉を聞くと、東大生の方は「若いうちに責任ある仕事をして成長したい」、早大生の方は「感動を共有できる人になりたい」、同じ明治大のHさんは「面白い人生を生きたい」、などを働く理由としてあげています。
 
皆さん、心で動いているのです。
 
最後、「いいじゃんネット」の社長さんである坂本史郎さんの言葉をご紹介したいと思います。
 
「プレゼンやその他の技術も上手いほうがいいと思います。
しかし、採用するときは人柄を見ます。
ストレス耐性、嘘をつかない、誠実さ、ぶれないこと、など。
そういう人が集まって良い会社になっていくのです。」
 
大事なのは人間なのですね。

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