演奏をするという行為は、残された楽譜を媒体として、過去に生きた作曲家たちと会話する力が求められます。
100年も200年も前の他人です。
直接聞きに行くことも出来ません。
知識と想像力を最大限に発揮しても、本当にこれでいいのだろうか?という思いは常につきまといます。
同じ作品を演奏しても、演奏家が違うとその数だけの演奏スタイルがあるほど、コレといった決定的なものは存在しないのです。
演奏とは、まさに真理の探究。
だからこそ、「この人はどんなことを考えて曲を作ったんだろう」という究極の共感力、つまり、作曲家と会話する力が必要なのですね。
過去の作曲家との会話も大変ですが、現代を生きている、今ここにいる人々と会話することもまた違った難しさを感じます。
生きて世の中で仕事をするということは、演奏のように一人ではできないのです。
この会話する力を手助けしてくれる本を読みました。
竹内義晴さん著『「職場がツライ」を変える 会話のチカラ』です。
竹内さんの経験に基づいた気付きから得られた内容で、ご自身の失敗や辛かったことなども語られていて、大変な説得力があります。
どんな状況の中でも「人の心ありき」のスタイルで、「大切なものを置き忘れているのではないか」と常に問いかけてきます。
「伝える」「褒める」「問いかける」「聞く」の4つのキーワードから、会話によって心が満たされて前向きになり、素晴らしい環境にしていく知恵をいただけました。
忙しかったり、心に余裕がなかったりして、ついつい会話が雑になってしまうことがあり、そういうときにこの本を思い出すようにしようと思います。
喉が渇いて乾いて仕方ないところに、水をいただいたような感覚で、思わず一気に読んでしまいました。
そして最後に、まるで私の気持ちを分かってくださったかのように、勇気の言葉をいただきました。
・・・・・以下抜粋・・・・・
多くの人は変化を好みません。
だから違和感を訴えてくるのです。
だから反論するのです。けれども忘れないでください。
それはいい変化なのです。
もし、あなたがいままでと違った試みをすることで、反論する人が出てきたとしたら、それはうまくいき始めている証拠です。
だから、大丈夫!・・・・・以上抜粋・・・・・
竹内さん、良い本を有り難うございました。
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竹内さま | |
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