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誰でも持っている趣味や特技など好きなこと。それらを突き詰めて考えると、そこにはどんな考えが潜んでいるのか、企業活動において応用できそうな視点はどこにあるのか。ふざけた内容だと思っていても、真剣に考えることで新たしい角度で見ることはできるはずです。そう考えるとなんでも実は意味の連続性を持っているのではないかとも思います。知識ではなく考え方次第で変わってくるということを、実体験やとっつきやすい例で書いていきたいと思います。

Tokyo Otaku Modeのビジネスなお話

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真夏の夜、渋谷を歩いてたらふと降ってきたので、速攻書きます。

Facebookで1300万人のファンを持つTokyo Otaku Mode(以下TOM)は現在いろんなところで話題となり、取材や大手広告代理店から引っ張りだこだと聞きます。

今、代理店的にはサブカルといえばTOMとなっているわけです。ANAさんやローソンさんも世界のヲタに向けてTOM内ページを開設しています。

TOMはFacebookのファン数からもわかるように圧倒的です。世界中のヲタを囲い込んでいます。ちょっと気になるのは、一応ソーシャル業界にもいた自分としては1300万人のファンに対して、リーチ率が考慮されずに議論されていることです。

Facebookにはエッジランクというアルゴリズムがあり、ファンになっているからとはいえ、全員に表示されるわけではありません。Facebook全体としては17%が平均という話を聞きました。僕が運用しているページだと、50%〜70%なので、アクティブなページならばさすがに17%よりは遥かに高いと思いますが。

で、TOMがビジネスとして、今行われているのは、企業さんのページ開設によるメディア広告の役割と、Facebookからリーチしたファンを自社メディアに流し、ECへと繋げることだと思います。先日、新宿に新しくできたAppbankに行ってきたのですが、そこではTOMでイラストを書いている絵師さんのiPhoneケースやTシャツが売ってたので、今後は店舗展開もあるのかもしれません。

TOMは絵師やコスプレイヤーやラテアーティストなど、クリエイターを抱えています。(僕も何人かはお友達ですw)このクリエイターさん達が商品を作り、物販に繋げることで、これからのビジネス的拡大に繋がるのだと思います。

とはいえ、やはり物を売るというのは薄利多売なところもあり、メディアとして広告を売る以外にも、何か他に効果的なものがあるといいのかなと、ふと渋谷の街を歩きつつ考えていました。

そこで思い出したのが、ホ○エモンがTOMの新たなマネタイズとしてユーザーへの月額課金と言ってたという話・・・さすが、有料メルマガで1万人以上を持つだけある!!(言ってなかったらすみません)

そこで、クリエイターを抱えるTOMができる月額課金はないだろうかと思ったときに閃いたのが、クリエイターのファンクラブビジネスです。

ファンクラブはCDが売れなくなってる音楽業界におけるアーティストの収入源として、かなり寄与していると聞きました。

クリエイターさんを支えるためのファンクラブ運営をTOMが行い、全世界のヲタから特定のクリエイターさんに向けての少額課金を行う。つまりはファンクラブビジネスと、リトルウィッチアカデミアでサブカル業界ではおなじみのキックスターターを掛け合わせたようなビジネスですね。

これによってクリエイターを抱えるTOMの月額課金(年額課金?)サービスができるのではないかということです。

ただ気を付けなくてはいけないのはイラストの二次創作や、コスプレを行うクリエイターさんは、やはり本家版元さんの許可がないとファンクラブでのマネタイズに繋げるのは難しいかなというところです。最近はオリジナルイラストやオリジナルコスプレも確実にあるので、大丈夫だと思いますが。

そんなビジネスアイディア、良かったら亀井さん、TOMの皆さん、一緒にどうですか・・・なんてw

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