鳥のように高いところからの俯瞰はできませんが、ITのことをちょっと違った視線から

大竹しのぶのスマホのCMを見ていると、いよいよ音声入力も当たり前の時代になるのかなぁ

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 かつては、Webで検索するのはPCやインターネットに慣れている人が多かった。それが利用の裾野が広がって、さまざまな人が検索とかでインターネットにある情報を便利に引っ張り出そうとしている。大竹しのぶが「Googleのマイクをポチ」とやっているスマートフォンのCMを見ると、なんか時代も変わったなぁということを実感する。

 この時代の変化に対して、企業などの情報発信側もさまざまな工夫をしようとしている。音声インターフェイスの採用は今後どんどん進むだろう。PCに慣れているような旧世代の人間は、なかなかPCやスマートフォンに話しかけることはやりにくいけれど、確実に音声で指示するほうが便利なシーンは増えそうだ。一家に一台いや、複数台の音声認識装置の設置も当たり前の時代はすぐそこまで来ているのかも。

 音声の認識技術はどんどん進んでいるけれど、Siriなどの汎用的な音声認識の仕組みは、まだまだ固有名詞の認識などが弱いところがあるようだ。そりゃそうだ。人間だって自分の専門知識外の単語を言われてもうまく聞き取れないことがあるのだから。なので、今後は汎用的な会話を聞き取る能力の向上とともに、専門領域の用語や固有名詞に強い音声認識装置(仕組み)が開発され、それらが上手く組み合わされて使われるようになるのだろう。専門領域に特化した音声認識サービスなんていうのも近々出てくるのか。

 音声での検索や指示で便利なのは、移動中などキーボードなどをきちんと使える体制にないときが1つだ。こういう時は超絶的なフリック入力テクニックでも持っていない限り、語りかけたほうが楽だ。さらに、高齢者などいまさらキーボード操作を習得するのも面倒な人たちも、明らかに音声のほうが便利だろう。

 そんな中で様変わりすのが、キーワードを組み合わせた検索ではなく文章を入力した検索への対応だ。Chat botなどもそうだけれど、文章で問い合わせて自然なやり取りの中で適切な答えを得たいという要望は確実にある。特にちょっとあやふやなことを問い合わせるようなときは、文章のほうが表現しやすいし、直感的に問いかけられる。実際FAQページの検索状況などを分析すると、音声入力ではなくとも、すでに文章で検索する傾向が増えているのが見て取れるそうだ。

 この音声認識や、いかにも自然なやり取りを「素晴らしいAIの機能」と言ってもいいのだろう。けれども、コンピュータの便利な1つの機能にすぎないとも思うところ。ほんの2、3年のうちに、音声入力によるいかにもスムースなやりとりは、コンピュータを利用する上では当たり前のことという時代がすぐにもやって来そうだ。

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