鳥のように高いところからの俯瞰はできませんが、ITのことをちょっと違った視線から

社会貢献を行うきっかけ

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 「社会貢献」と書くとちょっとかしこまってしまい、なかなかそのための一歩が踏み出しにくい雰囲気もある。

 とはいえ、米国などの企業では、成功すれば企業全体として社会貢献をするのが当たり前の風潮もあるし、成功したトップが莫大なお金をNPO活動に寄付するなんてことも珍しくない。もちろん節税的な意味合いもあるかもしれないが、それを差し引いても社会貢献が根付いている感じは大いにする。

 さて、改めて振り返ってみて自分はいったいどんな社会貢献ができているのか。多額の寄付はできないが、世界自然保護基金の会費を納めたりNPOのWorld Visionというところでチャイルドスポンサーをやっていたりするくらいなのが現状だ。自らが、積極的になんらか活動をするには至っていない。なので、寄付という形ではなく自ら率先して身体を動かし活動している人をみると、素直に尊敬してしまう。

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 先日、自ら社会貢献活動を行っている人の話題に触れる機会があった。それが、日本オラクルの高橋陽介さんが行っている「サイクリング・フォー・チャリティ」だ。これは、高橋さんが趣味の自転車でツーリングを行い、走った距離のぶんだけお金を集めNPOに寄付をするというもの。寄付先は、子どもたちの教育格差や子どもたちへの支援ニーズがあることの認知度を高めてもらうような活動だ。

 高橋さんは2014年に日本オラクルで行われたBridge For SmileというNPOのセミナーに参加して、児童養護施設などにいる子どもたちの現状と課題を知り、何か自分にできないかと考えるようになったとのこと。そして、趣味である自転車の旅を通して、みんなに課題を知ってもらおうと考え、サイクリング・フォー・チャリティを始めようと2015年6月に決断する。

 これ、仕組みとしては走った分だけみんなに応援してもらうもので、1kmにつきいくらかをスポンサーに寄付してもらう。高橋さんは決断からほんの3週間後に1回目を実施し、536.6kmを走り93人のスポンサーから63万3,066円のお金を集め寄付することができたのだ。そこで翌年はゴールデンウィークに友人を巻き込んで実施し、1049.5kmを走り、158人のスポンサーから180万4,491円を集めることに成功する。

 そして3回目となる今年は、この動きをさらに拡大し2000km、500人、500万円という目標を立て、チーム形式で走る形に拡大して実施する。今回の寄付先は、子どもたちの自立支援などを行っている「NPO法人 Bridge For Smile」、養護施設で暮らす子どもたちがより家庭的に暮らせるようにするための施設の建て替えの資金調達などを行っている「NPO法人 Living in Peace」、さらに金融機関であるUBSの社会貢献活動でもある「Building Bridges for Children」の3つだ。

 さらに今回は、勤務先である日本オラクルがOracle Cloudの活用でも支援する。ついには自ら勤める会社も巻き込んだのだ。実際のツーリングは、7月8日に東Fullsizeoutput 85c5京の駒沢公園をスタートし8月3日に北海道 女満別運動公園にゴールするスケジュール。その間のチームでの走行の様子は、facebookやTwitter、InstgramなどのSNSを活用し、リアルタイムに情報発信される。流行のドローンなども使って、動画情報なども発信されるようだ。このSNSを使ったリアルタイムの情報発信で、Oracle Social Cloudが活用される。これらのSNSの情報は、スポンサーとなってくれる人たちとのコミュニケーションの場になるわけだ。

 すでにサイトではスポンサーの募集も始まっている。自ら社会貢献的な行動がなかなかできないという人は、まずは高橋さんを応援し問題を抱えている子どもたちの環境を少しでも改善できるようにする社会貢献に1歩を踏み出してみてはどうだろうか?

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