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iPhone OS 4.0のマルチタスク機能の完成度がかなり気になる

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 iPhone OS 4.0が発表になった。夏には新しいOSを搭載した新型のiPhoneが出るようだ。

 新機能の中で、なんといっても目玉なのはマルチタスクだろう。とはいえ、私はマルチタスクは、iPhoneには不要派だ。いまのシングルタスクで切り替える方法で、なんらiPhoneは不便ではないと思っている。まあ、画面の大きなiPadはちょっと微妙だけど。

 そもそもなぜマルチタスクに懐疑的かと言うと、かつてのWindows Mobile 5.0とかで端末を利用していた際の、マルチタスクの使いにくさが悪印象とし強くて植え付けられているからだ。当時は、いくつかプログラムを立ち上げていくとどんどんプロセスが溜まってしまい、どんどん端末の挙動が不審になるというもの。で、タスクマネージャをときどき立ち上げて、不要なプロセスをそこから終了させる必要があった。そもそも、アプリに終了の機能がなく、プロセスが溜まるようになっていたのが自分では信じられない思いだった。

 タスクマネージャでプロセスを終了させても、動きがおかしくなるとそれでは治らなかったりもして、頻繁にリブートするというのが普通だったのだ。これは、そんなものだとも当時は思っていたけれど、iPhoneではめったにそんな状況に陥ることはない。ここの違いは、iPhoneがマルチタスクじゃないからというのが大きく影響していると思っている。ちなみに、Windows Phone 7ではこのあたり解消されているのだろうか?

 というわけで、4.0がどのような使い勝手なのかはかなりに気になるところ。これで使い勝手がよくなることはおおいに歓迎なんだけど、リブートが増えるようであればなんだかなぁという話。そのあたり、ぬかりはないとは思うんだけどなぁ、ちょっと心配だったりもするのだった。

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