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Cloudforceの公式Twitterタグがなかった理由

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 すでにあちらこちらでニュースになっていたり、西脇さんもここにもエントリーしているけれど、今日のSalesforce.comのイベント「Cloudforce」はすごい盛況で、予想を超えるものだった。

 早めに会場いりしたのでよく分からなかったが、開始は受付混雑のため15分ほど遅れ、基調講演の会場は立ち見も出ていたらしい。たしかに、基調講演後はなかなか会場から出られれないくらいの人、人だった。今回はブロガーとして参加。プレスとブロガー用には机と電源、さらには無線LANも用意されていた。

 基調講演の2時間を1人で仕切ったCEOのマーク・ベニオフ氏。相変わらず、身体もでかいが声もでかい。でも勢いのある企業のCEOって、これくらいの迫力があるものだよねみたいな話を、他の記者さんなんかとも話してた。このインパクトの強さは、決して悪いモノではない。

 今回の基調講演の発表の中で、一番気になったのはやっぱりTwitterとの連携の部分か。じつは、このイベントにはオルタナのブロガーが何人も参加しており、みなさんそれなりに様子や印象をつぶやいていた。かくゆう私も、iPhoneを駆使してけっこうな頻度でつぶやいていたのだけれど、こういうときにはもっさり重い3Gではなく速いと噂の3GSが欲しくなる。

 で、最初につぶやいたときに、そういえば今回のイベント用のタグってなんだろうと気づく。が、とくに知らされていないし、どこかに書いてある様子もない。なんか適当に作ろうかとも考えたけれど、それも烏滸がましいかと思いそのままタグなしでつぶやいていた。

 しばらくして始まったのが、SalesforceとTwitterの連携のデモだ。会場でつぶやいている人の発言も、ほら簡単にSalesforceで管理できますよ、てなことを実際に示してくれたわけだ。これを見て、「これか、先日つぶやいたらいきなり親切な電話連絡がきたのは」と思い当たることに。で、ここからは単なると深読みだけれど、Salesforce使えばタグなんかとくになくても簡単に管理できるよ、というところを見せたくて、あえて公式タグを用意しなかったんではないかと。真実はいかに。

 ところで、Salesforce.comというと、これまではあまり開発系の人からは関心を示してもらえなかった印象があるのだけれど、Twitterのつぶやきを眺めていたりすると、今回のイベントではなんだかはかなりそのあたりに変化が。イベントに参加して、帰ってすぐにForce.comであんなことやこんなことを試してみたいというようなつぶやきを見かけるのだ。こういうのを目の当たりにすると、クラウドもいよいよくるのかなという気になるのだった。

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