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鳥のように高いところからの俯瞰はできませんが、ITのことをちょっと違った視線から

Chorome OSへの期待はvs Windows OSではないかな

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 いまさら感もあるが、Chorome OSへの期待を。個人的には試しに使うであろうけど、本格的に自分の仕事環境とかで使うには時間がかかりそうだなと感じている。

 いっそ、いわゆるOSの部分なんてほとんどなくしてしまい、ハイパーバイザーの上で直接ブラウザのChoromeが動くようなものくらい思い切ってくれたなら、面白かったのになぁとも思う。個人的には、NetBookのOSはAndoroidのほうに期待が高い。

 1つ良さそうかも感じているのは、Chorome OSなら初心者というか初級者というか、そういった人には勧めてもいいかもということ。IT業界に長くいると、知り合いからPCに関する相談を受けることが多々ある。PC購入の際の機種選定から、インターネットや無線LANの設定、はたまたWebサイトの手ほどきといったことを、時折相談される。時間があればなるべく親切に対応するし、場合によっては友人、知人宅に出向いてセットアップすることも多い。

 こういうときにもっとも手間がかかるのが、まともに動かなくなってしまったWindows OSのPCへの対応だ。原因はさまざまだが、ほとんどの場合対応する方法としてはOSを入れ直し、あるいはリカバリして工場出荷の状態に戻すということだ。このときには、まずはバックアップがけっこう大変だ。それでも最近は大容量のUSBメモリなんかも安いので助かる。次がもとに戻ったPCに必要なソフトをインストールし直して使えるようにすることだ。これは自動ではできず、手作業で地道にやることになる。

 Chorome OSなら、このあたりのことが解消されるかもと期待している。最低限必要な個人データだけは、USBメモリやあるいはネット上のディスクスペースなどに保存するようにしておけば、PCを入れ替えてもそれほど環境が変わらずに使い続けることができるのではと期待。Office系のアプリもオンラインのものを最初から使ってもらえれば、インストールしてパッチを当ててといった苦労はだいぶ削減されるのでは。

 最新のOSやソフトウェアの機能なんて、豊富すぎてなかなか使い切れるものではない。いっそばっさりと割り切って、ネット上で軽やかに使う環境となれば、PCを利用するユーザーの裾野を広げられるのではと期待している。

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