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鳥のように高いところからの俯瞰はできませんが、ITのことをちょっと違った視線から

指タッチ、音声、次は脳波か

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 iPhoneやiPod touchでは使いやすい指での操作を提供し、今度のiPod shuffleでは音声ときた。そうすると、次のヒューマンインターフェイスは、やっぱり脳波とかになるのだろうか。

 思い返せば、iPodのクリックホイールというのもけっこう画期的なインターフェイスだったと思う。iPod touchやiPhoneの指でタッチというのは使ってみるとかなり便利で、他の端末にもあっという間に普及した感がある。そして、次が音声。とはいえ、今回のshuffleは、音声で操作ができるわけではないので、技術的にこれはすごいという話ではないだろうけれど。

 それでも、Appleはインターフェイスというものの固定概念を、大きく変えようとしているのかなぁとは思わせる。次に出てくるAppleの製品には、どんなヒューマンインターフェイスがついてくるのかと、大きな期待をさせるのだ。そういえば、もうずいぶん前にIBMがAptivaというPCで音声操作できる環境を提供していたっけ。普及しなかったところをみると、これは世に出すのが早すぎたのか。

 音声で端末を操るならば、端末そのものも音声操作に最適化されたものでなければならないのだろう。通常のPCに音声入力の機能を加えるという程度では、たぶんだめなんだと思う。

 音声は、便利なようで不便かもしれないなぁとも思っている。PCや携帯に向かってみんなが語りかけていたら、オフィスはかなりやかましいことになりそうだ。周りの音がうるさいところでは、誤操作しやすそうだし。個室がもらえて、3DCGのホログラムで、バーチャル秘書みたいな存在がそばにいてくれるとかならば、当然ながら音声による会話で操作(というかコミュニケーション)することになるのだろうけど。

 となると、やっぱり次は脳波だろうか。昨年、OCZ Neural Impulse Actuatorという脳波マウスなるものが出ていたようだけれど、その後これがすごく使い安いとか、画期的なものだとかいう噂はきこえてこない。ということは、これもまた時期尚早だったのかもしれない(というよりは一種のジョークか)。

 でも、Appleなんかは、脳波を使うこともかなり真剣に考えているんだろうなぁ。もっぱらの噂のAppleのNetBookには、なにか画期的なインターフェイスが搭載されるのだろうか。。。

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