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鳥のように高いところからの俯瞰はできませんが、ITのことをちょっと違った視線から

ブログがニュース記事になる

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 ときどき、ITmedia本体でも、記事を書かせてもらうことがある。また、記名記事ではないけれど、取材した結果が別途なんらかのコンテンツとなって公開されることもある。そんなときに、同じネタでブログを書くこともあるのだけれど、内容を書き分けるのにけっこう苦労することがある。

 ブログはいい加減でよくて、記事はしっかりと書かなければいけないとかそういうわけではない。記事になるときには記名であっても主観を廃し、なるべく客観的であろうとする。対してブログの場合は、むしろ主観をどう表現しようかと悩むことになる。

 ところで、「livedoorニュース」では、「livedoor blog」の記事をニュースとして配信する試みを始めたとのこと。

 ニュースとして配信されるブログを書くブロガーを、募集するとのことだ。記事によると、

プロや専門家が書いた「面白い・ためになる」ブログを募集。同社が内容を確認した上で、livedoorニュースの記事として配信するほか、内容によっては「livedoor」のトップページでも紹介する。

とのこと。プロや専門家ということなので、ちょっと敷居は高いのか。チャレンジしてみたいような気もするのだが、さて自分の専門ってどうしようかと悩んでしまう。ちなみに、ニュースに掲載されると「紹介された記事は、見出しにもよりますが約1万~10万回見られます」とサイトには書かれているので、相当たくさんのアクセスが期待される。

 ちなみに、このオルタナティブ・ブログはGoogle News検索で引っかかったり、時にはYahooのニュースに掲載されることもある。そのときには、一気にアクセスが増えるらしい。そういう意味では、ここでブログを書くと言うことは、すでに緊張感的にはlivedoorニュースに掲載されるのと同様かもしれない。米国企業などでは、メディアのプレスよりもブロガーを重視するPR戦略をとっているところも出てきている。海外では、優良なブログはメディアのニュースに匹敵する存在になりつつあるのだろう。さて、そういう意味では、今回のlivedoorの試みはきっと日本のブロガーの地位向上に繋がるはず。ちょっと期待して、見守ってみたいかな。

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