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グリーン・ニューディール政策に大きく期待

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 オバマ氏が今日正式に米国第44代大統領に就任する。もう、なんだか、満を持してやっと登場って感じだ。

 オバマ氏への米国国民の期待感は80%以上と驚異的で、どこかの内閣の支持率とは雲泥の差。もちろん、期待だけではなくこれからが本番。大きな大きな期待に、どう応えてくれるのか。世界中が見守っている。

 で、その大きな期待に応える重要な政策の1つが、グリーン・ニューディールだ。まず当面は、風力など再生可能なエネルギーを倍増し、産業の構造をグリーンに転換するための巨大投資を行なう。これにより、関連雇用50万人も創出する。10年間では、1500億ドルを投資し500万人の雇用を創出するとか。

 20日の毎日新聞の朝刊社説には、このオバマ氏の強いリーダーシップによるグリーン・ニューディール政策を、日本はうらやんだりさめた目で見ている場合ではないとの主張が。至極同調。

 日本版グリーン・ニューディールの策定を政府が打ち出したのはいいが、言葉の響きの良さにつられているだけではだめだ。環境省は政策アイデアを公募しているが、本来なら日本の独自性や海外の動向をきちんと分析した上で、官邸主導で具体策を示すべきだろう。

 まさにこれは、自分も感じているところ。給付金は大きな意味があるとか真顔で発言するよりは、リーダーたる人が、日本版グリーン・ニューディールで100万人の雇用を生み出しますと、強く断言してくれたほうが、そりゃあ支持率も上昇するってものでは。アイデア募集ってなんか政策すかそれって、首相が大臣に「それ良さそうじゃん、じゃあまとめてみてね」と指示するというのは、リーダーシップなんすか。なんかこう、ビシッと”Yes We Can!”と、日本でも誰か言ってくれないかなぁと。

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