オルタナティブ・ブログ > むささびの視線 >

鳥のように高いところからの俯瞰はできませんが、ITのことをちょっと違った視線から

都会の自転車、無謀運転が多すぎないか

»

 ここ最近、立て続けに無謀運転の自転車が事故にあったり、危うく事故になりそうな状況に出くわした。

 ちょっと前、大きな交差点で、ある夜に信号待ち(自分は徒歩)をしていた。目の前の横断歩道が青になるのを待っていた。右から左への交通量は少なく、青だった信号が、赤信号+矢印で右折可能な信号に変わった。そこに右から無灯火の自転車が、前方の赤信号を無視して直進しようと交差点に進入。これが、けっこうなスピードで、自分の目の前を通るときにスピード落として止まるのかと思ったら、そのままのスピードで行ってしまう。で、対面方向から来た、右折中のタクシーの後輪付近に、私の目の前で追突しのだた。

 この事故、実際どうなったかは定かではないが、交差点内なので当然タクシーを運転していた側にも安全確認すべきという責任が追及されたのではないだろうか。けれど、端から見ていた状況としては、あきらかに自転車の信号無視。あれで、タクシーの運転手さんが責任とらせられるようなことになるなら、ちょっとかわいそうかなと思う。

 次が、これも夜で無灯火の自転車。やっぱり信号で横断歩道の信号が変わるのを待っていたら、いったいどこからこの自転車でてきたんだというように、突如として自転車が目の前に踊り出てきた。当然ながら、周囲の車はみんな急ブレーキ状態に。幸いにして事故にはならなかったけれど、まさにひやりとする状況だった。

 さらに、これは今日のこと。バスに乗って帰宅中、交通ルールを完全に無視した自転車がバスの目の前を突如横切る。で、バスは急ブレーキ。幸い、バスで立っているお客さんも少なく、車内で転倒する人もいなかったけれど、もう少し強くブレーキを踏まれていたら、どうなったことか。その自転車も、バスには幸い接触しなかったので、なにごともなかったかのようにとっとと走り去った。

 さらにさらに、これは先日のこと。道を歩いていて、角を曲がろうとしたら前から自転車が。その自転車、止まることもよけることもできず。で、私は足ひかれました。まあ、大きなけがするほどではなかったんだけれど。。。

 ecoで自転車は流行のようだけれど、ちょっと運転がひどすぎる人が目につく。当然ルールを守ってきちんと乗っている人もいるわけだから、十把一絡げにはできないけれど、ここまで立て続けに無謀な運転に出会うとちょっと恐ろしくなってしまう。

 ちょっと都会の自転車の無謀運転とは異なる話なのかもしれないが、赤信号の交差点を自転車で横断し、それをよけようとした車が民家に衝突して運転手の方が亡くなるという事故が発生している。結果的には、この自転車を運転していた96歳の無職の男性は、重過失致死罪で在宅起訴されたとのこと。こういう事態と紙一重の状況が、都会ではじつは頻繁に発生しているのではと心配にもなる。

 都会は、自転車にとっては非常に走りにくい道路網だとは思ってはいる。だからといってルール無視していいということではない。自転車に乗る人は、年末ということもあるので、くれぐれも気をつけて安全に乗って欲しいなぁと思ったのだった。

Comment(3)