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奉行がForceの恩恵を得るのかと思った

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 Salesforce.comと奉行シリーズのOBCが提携の発表をするとのことで、発表会に参加してきた。

 当然ながら、奉行シリーズのERPがPaaSであるForce.comの上に載って、SaaSのサービスを始めるのかと思っていたのだけれど、そうではなかった。。。

 まあ、そこまで話が一気に進んでいるようならば、来月サンフランシスコで開催されるSalesforce.comのイベント「Dreamforce」でCEOのマークベニオフ氏から発表されるくらい大きなネタになっていたことだろう。

 実際の提携の中身は上記記事を参照してもらうとして、今回の提携はSalesforce.comの営業戦略的にはかなり大きな意味をもちそうだなぁというのが素直な感想。OBCの導入顧客8万社、なんらか関係のある顧客となると40万社にものぼるとのこと。ここにチャネルができたということの意味は、かなり大きいのではないだろうか。

 Oracleなどは、どうしてもエンタープライズからのオンデマンドサービスのアプローチになるが、Salesforce.comの場合は裾野の広いところからアプローチをしており、この相違が今後のSaaSのマーケットでどのような違いとなって表れるかは、かなり興味深いところではあるのだった。

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