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鳥のように高いところからの俯瞰はできませんが、ITのことをちょっと違った視線から

EMCのニホン化

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 先日、EMCさんが記者向けの懇親会を開催、参加してきた。

 写真は、お土産のチロルチョコレート。こんな包み紙を作ってくれるんだと感心しきり。右から2番目のグリーンITのやつは、データセンターがこんなのだったらちょっと面白いかもと思ってしまった。

 諸星社長の体制で1年ほどが経過し、その間でいろいろ「日本化」することに努めてきたとのこと。その成果の1つが、パートナーリングの強化だという。EMCはかつての高価なストレージ製品については、直販が主な流通経路だった。しかし、ここ最近リーズナブルなストレージをはじめ、さまざまなソフトウェア製品まで製品群が広がっており、これら多様な製品を提供していくには、当然ながらパートナーの力を借りなければならないということ。現在のところ、パートナーのチャネル拡大は着々と進められており、これはいままで日本ではやってこなかった領域のことなので、確実にビジネス拡大に繋がっているようだ。

 買収したIOMEGAの製品なども今後日本で展開するようになれば、さらにパートナー企業は様変わりしてくるのだろう。いわゆる流通系のチャネルパートナー企業についても、どうやら視野に入っているらしい。EMCはエンタープライズ的イメージが強すぎて、いまではさまざまな領域に対する製品があるということがむしろ伝わっていない状況だろう。このあたりどうユーザーのイメージを変えるかというのが、新たな課題か。来年あたりには、もしかしたらEMCの製品がヨドバシカメラとかで買えるのかもしれない。そうなったら、やっぱり、ちょっとびっくりしそうだ。

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