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鳥のように高いところからの俯瞰はできませんが、ITのことをちょっと違った視線から

指で操作する

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 岩永さんのブログにもコメントしたのだが、私はEM・ONEの操作を80%くらいは指で行っている。

 当然ながら、細かい微妙なものの選択は難しい。とくに画面のはじにある、スクロールの三角印をタップするのは難しい。幸い、EM・ONEには、スクロール用のホイールダイヤルがあるので、メールの操作などではこれが重宝している。ところが、このホイールダイヤルが、すべてのアプリで対応しているわけではないので、ときどきとまどってしまうことになる。

 指での操作とういうと、iPhoneやiPod touchだ。先日、Salesforce.comのカンファレンスイベントDreamforceに参加した際に、Salesforceのアプリケーションが簡単にiPhoneで使えるようになるという、Visualforceの説明を聞いた。基本的にはHTMLベースのページを、アップルが用意しているCSSをかませて表示するとのこと。そうすると、あたかもiPhoneネイティブなアプリケーションが動いているようなインターフェイスとなる。TypePadもMovable TypeもiPod touchに対応するとのこと。これも基本的には同じような方法で実現しているのだろう。

 スタイラスを使うのが面倒で指でという人は、実際にかなり多いと思う。そもそも、ノートPCならマウス操作の代わりに多くはタッチパッドを指で操作しているはず。今後は指というデバイスを使った操作というのは、新たな領域に入っていくのではないだろうか。もう20年近く前になるが、Appleのビデオで、未来の三次元のポインティングデバイスのようなもののイメージを見たことがある。手首につけた装置で、指さすような動作をするとページが送られ、手前に指先を向けると今度はページがさかのぼる。さらに、つまむような動作でページをめくるようなこともできた。

 どれが便利かは人それぞれだろうけど、現状はAppleが一歩リード中ってところだろうか。今後、早くに「指操作の標準」みたいなものができて、ものによって操作が異なるとかいうことがなければいいなぁと思ったりする。

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