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10%の節電ができるか

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 新潟県中越沖地震については、まだ余震の可能性もあり、現地で避難生活を送っている方々は安心して眠ることすらできないことと思う。

 対応している自治体職員の方々の披露がピークに達しているであるとか、避難している方の心のケアも重要という報道もある。まずは現地で苦労している方々が、いち早く安心できる生活を取り戻せるよう切に願うところだ。

 今回の地震は、私が住んでいる東京からはある意味遠方で起こったことではある。そのため地震の影響が私の生活になんらかの影響を与えているということはない。ところが、原子力発電所が被害を受けたことで、このあとは何らか影響がでるのかもしれない。

 柏崎刈羽原発のIAEA調査を政府が受け入れ決定したようだが、たんなる地震を原因とした火災や微量の放射性物質の流出では事態は収まらない状況になっている。このままでは、当分の間は原発の運転再開は望めないだろう。いくつかの報道では、柏崎刈羽原発の発電量は東京電力全体の10%を超えているとか(13%という数字をどこかでみたのだが、情報源を見つけられなかった)。足りなくなる10%については、古い火力発電を再稼動させたり他の地域から融通してもうことになるようだが、猛暑がやってくればそれではまかないきれないのではとのこと。

 いまのところ、梅雨もまだ明けずじめじめはしているもののそれほど気温は高くないので持ち堪えているといったところか。しかし、この先梅雨が明けるとどうなることかと心配になる。電気の場合、水道などと違って水圧を下げて調整というわけにはいかないだろうから、足りなくなればやっぱり停電するのだろうか。

 10%の節電ができたならば、なんとか持ち堪えられるのか。そして、今後はもう原発を増やさなくていいと考えるならば、まずは身近なところの節電を実行するしかない。冷蔵庫をつい最近新しい物に交換したので、幾ばくか節電されたはず。長年自宅で稼動させてきたPCサーバー2台も停止してレンタルサーバースペースに移行したので、これもだいぶ削減できたはずだ。あとは、暑くてもなるべくエアコンを使わないとか、こまめに電気を消すとかだが、これらは現状でもすでに実施しているので、10%削減には貢献しないかもしれない。TVがいまだブラウン管なので、これを液晶に変えればさらに下がりそうだ。そもそも、TVを見る時間を減らせばいいのか。夜型から朝型に生活を切り替えるのも、少しは節電になるはずだ。

 10%の節電は現状に無駄があれば難しくはないかもしれないが、それなりに節電を実施していると難しそうだ。とはいえ、真剣に節電に取り組まないと大変なことになりそうだ。先日の架線切断による広範囲な停電の際にも、それなりに都会には混乱が生じた。

 とにかくまずは身近な節電しか、いまのところ我々にはできることがない。

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