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鳥のように高いところからの俯瞰はできませんが、ITのことをちょっと違った視線から

子どもにしか聞こえない音

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 私事で恐縮だが、先日人間ドックに行ってきた。詳細な結果はまだ出ていないので、自分が健康なのかなにか問題があるのかはまだよく分からない。しかしながら、体重が増えたこと以外はさして大きな問題はないのではと勝手に考えている。

 じつは、人間ドックで1点だけ気になることがあった。それは、前回、聴覚検査で片方の耳で1つの音を聞き取ることができなかったのだ。普段の生活でなんら不都合もないし、そのときもとくに問題として指摘はされなかったので大きな心配はしていなかったが、今回も聞こえないといなるとちょっと不安だ。

 さいわいにして、今回の検査ではすべての音がきちんと確認できた。なにも対処していなかったのだから、前回は「たまたま聞こえなかった」ということになるのだろう。まあ、そんなこともあって、我がiPodは相変わらずボイスレコーダーとしてしか機能していない。

 ところで、本日朝のFM局 J-WAVEでの話題だが、欧米では蚊の羽音が「ケータイの着信音」として、若者たちに大人気とのこと。そもそもは、店内で騒ぐ子どもたちを撃退するために、彼らにしか聞こえない周波数の「不快な蚊の羽音」を使うというアイデアだったようだ。それが、こどもだけに聞こえることを逆手にとって、いわば子ども専用の着信音として利用しているとのこと。実際に番組では当該の音を放送したのだが、もちろん私には聞こえなかった。たまたまスタジオに来ていた高校生には、耳を覆うような不快な音として聞こえたとのこと。

 番組中では授業中に携帯電話が鳴っても、先生には知られずに生徒だけが気づくなんて方法が紹介されていた。実際はこれなら、バイブレーションでもいいのだろうけど。子どもだけに聞こえるという特性を、なにかほかに利用できないだろうか。たとえば、大人には危険ではないが子どもには危険という場所でこれを鳴らしておくとか。家の中などで、幼児の行動範囲を制限する際に使えるのでは。この音を聞き続けたときの身体への影響といったことは、懸念されるかもしれないが。

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