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鳥のように高いところからの俯瞰はできませんが、ITのことをちょっと違った視線から

あなたもCIOになってみませんか

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 佐賀県というとソフトバンクの孫さんの出身地ということと、有田焼きくらいしか私の中にイメージがない。ほとんどニュースではとり上げられなかったようだが、その佐賀県がCIOを公募している。応募締切りは今月末だ。

 佐賀県がCIOに求める3箇条として、佐賀県自体をITで最高のスキルで最先端な状況にする、佐賀県という地域が生活全般においてITをもっとも身近なものにしていく、「チャレンジドだれでもパソコン十か年戦略」をサポートし、佐賀県内の企業のIT高度化、IT関連企業の育成について助言するといったことが挙げられている(詳しくはWEBで確認を)。

 応募の際の書類選考では、論文課題「CIOに求める3箇条を実現するための方策」をA4用紙5枚以内で提出する。応募資格は、昭和21年4月2日から昭和46年4月1日までに生まれた者で、情報分野の実務経験を有し管理職などのマネジメント業務の経験があり、さらに、行政の業務にも一定の知識があって県の業務改革を推進できる者となっている。

 肩書きは最高情報統括監で本部長相当職として採用され、年俸は約1,699万円とのこと。これは公務員として多いのかどうかよく分からないが、そこそこの一流企業の部長クラスの給与に相当するのではないだろうか(かなり大雑把な決めつけだが)。期限付きの一般職なので、どこかの会社に所属しながら勤めるのは無理そうだ。任期は3年で延長しても5年以内とのことなので、少なくとも5年後には別途職を探さねばならない。とはいえ、ここで実績を示すことができれば、大学の講師の口ぐらいならありそうには思われる。

 年齢的には問題なし、実務経験とマネジメント経験もあるといえばある。行政の業務に関する知識は乏しいが、役所に勤めている友人とそれなりに議論を戦わせたりもしてるので、なんとかごまかせるかも。ということで、無理やりではあるが、応募条件は満たしている。佐賀に3年住んでみるのも悪くないか。これはと思われる方は、チャレンジされてみてはいかがだろうか。

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