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鳥のように高いところからの俯瞰はできませんが、ITのことをちょっと違った視線から

OOWこぼれ話 その1

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 サンフランシスコでのOracle OpenWorldのレポートを、ITmedia本体のほうでおこなってきた。記事にはならなかったいくつかのトピックスをここで紹介したい。最初は、なぜか展示会場に出現した日本製の自動販売機のお話。

coca これは、もう日本では珍しくないかもしれない、Felica搭載の携帯電話で購入できるコカコーラの自動販売機だ。開場に来ていた諸外国の参加者にはどうやら珍しいようで、購入するデモを見て感心しきり。

 珍しくないとはいったが、じつはこの自販機は現在すでに日本に展開しているものとは中身が違う。これには、Oracle Light 10gOracle Database Lite 10gのデータベースが内蔵されているとのこと。つまり、ネットワーク越しに設置されたOracleデータベースとレプリケーションできるのだ。この自販機は参考出品ということで、実際にどのように利用されることになるのかは、これからまだ検討するとのこと。Felica携帯電話経由で、さまざまな情報がリアルタイムにCRM用のサーバーに集められる。さらに、各種センサーやそのほかの周辺機器との連携も可能かもしれない。そういったデータを、新たなマーケティング活動に利用できるようになるということだ。

 とはい、自分がいつどこそこで120円の缶コーヒーを買ったということが、自動販売機に知られてしまうのってどうなんでだろうか。買う前に、個人情報収集とその利用方法を知らせるアラート画面なんかが出て「了承」なんてボタン押すことになるのだろうか。了承すると、割引で購入できたりするのかもしれない。

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