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高校へ出前授業に行ってきました。

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先日、近隣の高校へ出前授業に行ってきました。

正門で、「ガイダンスの方ですか?」と聞かれ、「ハイ」と答えたものの、ガイダンス?、良く分かっていません。
控室に案内され、資料を見ると、高校主催の進路ガイダンスとしての講座で、生徒さんたちは、1部と2部で、計25教室に分かれて、「人文」「工学」「看護」「美容」などの授業を受けている、とのこと。つまり、私の他に、大学や専門学校から24人の先生方がやって来ている、という訳ですね。
生徒たちの「そっちの授業どうだった?」「そっちの授業受ければよかった!」なんて声が聞こえてきそうです。これは負けられません。

高校の進路指導の先生から「3年生の夏になっても、具体的な進路が決まらない、ということのないように、進路を考えるキッカケとなるような講義を期待しています」とのお話がありました。
生徒たちの「なんかピンと来ないなー」「勉強したいことなんて無いしなー」なんて声が聞こえてきそうです。ハードルがグッと上がります。

私が受け持った教室は、2部の社会科学③「社会学・情報学」でした。
1部の先生と入れ替わりで教室に入ります。
生徒たちも慌ただしく教室を移動しています。

全員が揃ったところで、まずは、アイスブレイク。
「将来、システムエンジニアになりたい人!」、「プログラミングに興味のある人!」と手を挙げさせます。
そういう技術的な内容を期待しているのかな、と。用意してきたネタは、「社会と情報システム」なので、期待されても、今更、変えられないんですけど。
恥ずかしいのか、あるいは、本当にそんなことを思っていないのか、そもそも本当は興味がないのか、挙がった手はチラホラ。
良かったのか、悪かったのか。

「今日は、プログラミングとか技術的な話ではなく、情報システムが社会でどんな役割をはたしているのか、なぜ、情報システムが必要なのか、そんな話をしたいと思います」
と授業に入りました。
DXの話などをして、最初のワーク。ここまでで既に20分。高校の授業は50分。いつもの100分授業のつもりでやっていたら、全然終わりません。いちおう、半分を想定して、内容は絞ってきましたが、学校のパンフを配ったり、眠そうにしていた生徒を起こしたり、最初にちょっと時間をかけ過ぎたか。

ここからは、ペースアップ。
臨機応変に時間配分できるスキルは、企業研修の講師時代に身に付けています。授業は、終わらなかったら、「この続きは来週やります」と出来ますが、企業研修では、それは出来ませんし、時間をオーバーしても、早く終わってもクレームの元になります。
ペースを速めても、大事なところは、丁寧に。メリハリが効いて、良かったかも。
眠そうにしていた生徒も、事例紹介、セブン・イレブンの話では、うんうん、と頷いて聞いています。

チャイムとともに、授業終了。
少しは、情報システムに興味を持ってもらえたかな?

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