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計測できそうでできない多くのこと。エンピリカル(実証的)アプローチで。

前回のテストで手こずった不具合を次回のレビューで早めにみつけるための具体的方法

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派生/保守開発で、古いバージョンのテストで手こずった不具合を次のバージョンのレビューで活かす方法がないか考えていた時期がある。ある程度、形になった段階で紹介した。興味を持っていただき実際に試行いただいた。

その報告をソフトウェアプロセス改善カンファレンス(SPI Japan 2009)で講演してきた。最近、講演資料が公開された。

まず、以前のバージョンのテストの修正工数が長くなる原因となっている不具合の特徴を分析し、その結果から、次のバージョンのレビューの観点(重点検出項目)として設定する。手順自体はそれほど難しくない。実際にそこまでうまくいくものだろうか?たとえば、観点を設定すれば、設定していない部分を見逃してしまう可能性がある。観点を設定したからといって、必ずしもエラーを発見できるとは限らない。

その具体的方法や試行レビューでの削減予想工数等がSPI Japan 2009での講演資料にある。

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